明るいところや青空を見たときに、何か浮遊物が飛んでいると感じた経験はありませんか?
目をこすったり視線を動かしても物体が消えない場合は、飛蚊症かもしれません。飛蚊症は、原因によっては重篤な病気のサインが隠されている症状です。
この記事では、飛蚊症の見え方と飛蚊症を自覚した際の対処法を解説いたします。
飛蚊症は明るい場所で浮遊物が飛んでいるように見える症状です。
黒い虫のようなものだったり糸くずのようなものだったりと、見え方には個人差があります。
最初は目の前に何かあるように感じますが、その場から離れたり動いたりしても消えないため、明るいところにいると気になるという方も少なくありません。
また、飛蚊症は暗い場所では症状が気にならなくなります。
これは、眼球の中の『硝子体』と呼ばれるゼリー状の透明な物質が関係しています。眼球の中の硝子体に濁りが生じると影になってしまい、その影が飛蚊症のような見え方の原因となります。
外から入ってきた光は硝子体を通過して網膜に到達するため、影があると光と同時に網膜に映るため飛蚊症の症状を感じるのです。
明るい場所にいる際に、黒い虫や糸くずのように見えるのはそのせいです。
では、具体的にどういう見え方をするのか症例を挙げます。
こちらが飛蚊症の見え方と言われています。
先述の通り、明るいところでは目の前に浮遊物が浮いているような見え方になります。
また、他にも見え方は様々で
など患者様によって異なります。
基本的に飛蚊症に慣れる患者様が多いです。
一般的な飛蚊症の症状の他に、範囲が急に増える、視界の一部が欠ける、急に視力が下がる…などの見え方がある場合は別の症状の可能性があるため早めに眼科を受診しましょう。
飛蚊症と言われる見え方に該当した場合でも、検査結果で『生理的飛蚊症』と診断されたものは治療が必要でない場合が多く、経過観察で問題ないとされています。
生理的飛蚊症とは、老化や生まれつきなどなんらかで硝子体が濁ってしまった場合です。
精密検査に生理的飛蚊症と確認された場合は目の濁りに対する内服薬とサプリメントを併用し経過観察を行なっていきます。その後、どうしても日常生活を送っている中で気になる場合は、再度精密検査をして専門医によるレーザー治療を行う可能性があります。
しかし、注意したいのは病的飛蚊症の場合です。
網膜剥離や硝子体出血、ぶどう膜炎など目に対する重篤な病気のサインとして、飛蚊症の症状が起こっている可能性があるため早急な治療が必要です。
生理的飛蚊症か病的飛蚊症は、自分でチェックして判断することはできません。
自分の飛蚊症がどちらに該当するのかは眼科で精密検査を受けなければ分からないため、自己判断で生理的飛蚊症と決めつけずに受診しましょう。
飛蚊症のチェックをして、見え方が症状に該当した方は眼科へ相談しましょう。
もし病的飛蚊症だった場合、一刻も治療を行わなければいけないため早期発見が大切です。「現時点ではそこまで気にならない」という方も、自分がどちらに該当するのかを知っておきましょう。
先進会眼科では、生理的飛蚊症の経過観察の改善案として、保険適応の内服薬とサプリメントを処方いたします。
飛蚊症は自然と消えたり治ったりすることはありません。
自覚症状を感じたらまずはご相談ください。
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日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
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