医療者に選ばれる先進会眼科 ICL患者の10人に1人が医療者です(*2022.6~9集計)
平日10:00~19:00 /日祝10:00~18:00
新型コロナ対応施策
背景色
ドライアイ治療

コンタクトレンズはドライアイの原因のひとつ

コンタクトレンズはドライアイの原因のひとつ

視力矯正器具の一つとして一般的な「コンタクトレンズ」。今ではハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ、使い捨てタイプ、カラーコンタクトレンズなど、コンタクトレンズの種類は豊富になっています。

近視や乱視に悩む方にとって非常に有用で身近なコンタクトレンズですが、ドライアイを引き起こす要因になることあります。

ここではドライアイとコンタクトレンズの関連性や、当院でのドライアイ治療について解説いたします。

ドライアイとは

ドライアイとは、涙の分泌量が減ったり涙の質が低下することによって、眼の表面を潤す力が低下している状態のことです。涙には眼の乾燥を防いだり眼に入ったゴミを洗い流す働きや、殺菌作用があります。

ドライアイになると初期は目元がしょぼしょぼしたり、異物感や違和感を感じる程度です。しかし、放置したまま重症化していくと、角膜や粘膜の損傷などを引き起こす可能性があります。

眼の安全のために、早めに眼科で診察を受けることをおすすめします。

ドライアイとコンタクトレンズの関係

コンタクトレンズを装着していると、以下の要因からドライアイが発症しやすくなります。

  • コンタクトレンズが水をはじくため、涙が眼に広がりにくくなる
  • 角膜が覆われているため感度が鈍くなることや、瞬きが不完全になることから、涙の分泌が低下する
  • レンズの汚れや傷が涙の膜を不安定にしたり、結膜のムチン分泌を低下させる

利便性の高いコンタクトレンズですが、このようにドライアイを引き起こす原因となるのも事実です。

長時間のパソコン作業に注意

コンタクトレンズの装着に関わらず、オフィスワークなどによる長時間のパソコン作業は、ドライアイの原因に繋がります。

パソコンに集中していると、まばたきの回数が極端に減ったり、視線を激しく移動させるため、眼に大きな負担が掛かります。パソコンだけでなく、スマートフォンの集中的な使用にも、同じことがいえます。

意識的にまたばきを行って眼の乾きを防いだり、1時間ごとに眼を休ませるなど工夫しましょう。眼を休ませる際は、蒸しタオルやアイマスクで目元を温めるとスッキリしておすすめです。

女性の方がドライアイになりやすい

男性よりも女性の方がドライアイになりやすいといわれています。性別的な違いもありますが、近年アイメイクが若い女性のドライアイの原因として挙げられています。

アイメイクでまつ毛の内側にアイシャドウやアイラインを入れる際、マイボーム腺(まぶたに備わっている、涙の安定性を保つために重要な組織)の出口が塞がれることからです。

マイボーム腺が塞がると脂質が分泌されにくくなり、涙の蒸発が亢進され、ドライアイを引き起こします。

カラコンの装着も、ドライアイや眼の痛みに繋がることがあります。

ドライアイがひどい場合、コンタクトレンズをやめる

ドライアイの症状が重度の場合、コンタクトレンズを装着すると痛みを感じたり、症状がさらに悪化する場合があります。無理にコンタクトレンズを装着せず、一旦治療に専念して眼鏡で過ごすのがおすすめです。

どうしてもコンタクトレンズを装着したい場合は、乾きにくい設計のコンタクトレンズもありますので、ドクターに相談しましょう。

ドライアイを治療する「IPL光線療法」

当院では、ドライアイの症状や程度に合わせた様々な専門治療を用意しています。

程度が低いうちは目薬による治療で対応できますが、「マイボーム腺機能不全(MGD)」が発症している場合は、IPL光線療法での治療も可能です。

まぶたに備わっているマイボーム腺は、涙の蒸発を防いだり涙が眼に均一に広がるサポートをしたりと、涙の安定性を保つためにとても重要な働きを担っています。

しかし、何らかの原因によってマイボーム腺の機能が低下して「マイボーム腺機能不全(MGD)」状態になってしまうと、涙の質を保つのに必要な油分が減ってしまうため、涙の蒸発が亢進されます。ドライアイ患者の86%が、MGDであることが報告されています。

IPL光線療法は、世界で行われているMGD改善治療法です。IPLという幅広い光を照射することで、マイボーム腺脂の溶解や炎症の抑制、デモデックス(顔ダニ)の減少などが期待できます。

手術のように外科的治療ではなく光線療法のため、患者様への負担も少ないです。

コンタクトレンズでドライアイを感じたら眼科へ

コンタクトレンズはドライアイを引き起こす原因になることがあります。もし現在コンタクトレンズを使用していてゴロゴロ感、眼の乾き、違和感を感じるようであれば、ドライアイが発症しているかもしれません。

市販の目薬で治らない場合は、症状が悪化する前に早めに眼科に行くようにしましょう。

当院ではドライアイの症状や程度に合わせた、幅広い専門治療を揃えています。精密なドライアイ検査から、眼の状況や原因を測定いたします。

患者様の症状に見合った治療を提案いたしますので、ドライアイにお困りでしたらお気軽にご相談ください。

	
検査の
申し込みはこちら
お電話での申し込みはこちら 0120-049-113
10:00~19:00(日・祝 10:00~18:00)
休業日/年末年始
シェアする:
岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

クリニックを選択してください
東京 名古屋 大阪 福岡