角膜矯正用コンタクトレンズとは、就寝中に装用することで近視・乱視を矯正する特殊コンタクトレンズです。起き抜けに外すと、裸眼で視力が良くなっている(遠くが良く見える)状態になり日中にコンタクトレンズや眼鏡を装用することなく生活ができます。
角膜矯正用コンタクトレンズによる視力回復治療「オルソケラトロジー」の特徴、当院でのプログラム費用、通常のコンタクトレンズとの違いなどを解説いたします。
レーシックやICL等の手術以外の視力回復治療を試したい方、比較的軽度な近視や乱視にお悩みの方、学童期の近視の進行を抑制したい方は、是非参考にしてください。
角膜矯正用コンタクトレンズ(治療名:オルソケラトロジー)とは、就寝中に装用することで角膜の形状を矯正し、日中の近視・乱視症状を回復させる特殊コンタクトレンズです。
起きてからコンタクトレンズを外すと、日中に裸眼でも快適な見え方が維持できます。
比較的軽度な近視・乱視に対応できます。翌日の視力回復とともに、近視症状進行の抑制効果も期待されています。
当院のオルソケラトロジー治療で採用している角膜矯正用コンタクトレンズ「マイエメラルド」は、厚生労働省から有効性と安全性が認可されているレンズです。眼への負担を抑える酵素の透過性が高い素材が使われています。
角膜矯正用コンタクトレンズ(オルソケラトロジー)では、軽度の乱視や近視でしたら、視力の回復が可能です。
乱視の場合は-1.50D以下、近視の場合は-4.00Dまでを原則とします。ただし年齢、自覚視力、角膜形状などからそれ以外の度数の方でも可能になることがありますので、ご来院の上ご相談ください
重度の乱視・近視の場合は視力回復手術であるICL(眼内コンタクトレンズ)がおすすめです。
一般的なコンタクトレンズは、角膜の前面に装着することで光の屈折力を調整し、ピントを合わせる(網膜に焦点を結ぶ)ように矯正します。
オルソケラトロジーは就寝中に装着することで、角膜そのものの形状を一時的に矯正します。翌朝レンズを外すと、形状が変化しているので視力が回復しているという仕組みです。継続して使用することで、近視進行を抑制する効果も期待できるという、特徴があります。
同じコンタクトレンズでも、視力を回復する仕組みとプロセスが異なります。
当院のオルソケラトロジー治療は、両眼6,200円(税込6,800円)/月で提供しています。片眼の治療も対応しており、その場合は3,500円/月(税込3,800円)になります。
別途初期費用が発生しますが、契約になった場合、4カ月目以降は上記の定額制となります。
通常のコンタクトレンズと大差のない価格で、日中コンタクトを装着する手間やドライアイを防げて、近視進行抑制の効果も期待できます。
精密検査、トライアルを経て、契約になった場合、角膜矯正用コンタクトレンズによる治療は自由診療となります。公的保険は適用になりません。
しかし、医療費の年間出費額によっては、確定申告で申請すると医療費控除の対象になります。
医療費控除の使用を検討する際は、領収書を大切に保管しておいてください。
角膜矯正用コンタクトレンズを使用している場合、運転免許証を取得・更新した際「免許の条件等」には「眼鏡等」と記載されます。
視力検査の際には、担当者にオルソケラトロジーレンズを使用している旨を申告する必要があります。
「眼鏡等」の記載をなくすためには、オルソケラトロジー治療を完全に中止した状態で、裸眼で視力検査に合格する必要があります。
また、オルソケラトロジー治療中だとしても、基準の視力が得られていない場合は裸眼で運転すると免許の条件違反となります。
※基準以上の視力が確保されている場合は、治療中でも違反になりません。
就寝中に装着することで、翌日、裸眼で快適な見え方ができるようになる角膜矯正用コンタクトレンズ。また学童期から成人までオルソケラトロジーの治療によって、近視を今以上に悪くしないようにする近視抑制の効果についても多数報告されています。
水泳や格闘技などスポーツをする方、手術に抵抗がある方、まだ手術を受けられないお子様、これ以上目を悪くしたくない方、など幅広い方におすすめできる近視治療です。
当院ではプログラムを契約する前に、コンタクトレンズのフィッティングを試せるトライアル期間:両眼9,000円(税込9,800円)を設けています。
角膜矯正用コンタクトレンズが気になった方は、お気軽に予約をお申し込みください。
日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長
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