目の中にある黄斑がダメージを受けてしまい視力の異常を引き起こす症状『黄斑変性症』。
加齢とともにリスクが高くなる病気で、高齢化社会に伴って増加傾向にあります。
この記事では、黄斑変性症の原因と年齢層を解説いたします。また、予防法があるかどうかも見ていきましょう。
加齢黄斑変性の原因は、加齢以外にも様々な原因があります。光の刺激や高血圧、喫煙や食事などの生活習慣、遺伝的素因など長年の積み重ねにより網膜の中心部の黄斑にダメージを受けます。
50歳以上の約1.3%が加齢黄斑変性の症状があると言われています。
40歳以上の5.0%が発症していると言われている緑内障と比較すると割合は低めですが、併発することもあります。
黄斑変性は若い人はならないと言われるとそうではありません。若年層の黄斑変性と呼ばれるスターガルト病を発症することもあります。
しかし、スターガルト病は遺伝性疾患であり、非常に珍しい病気と言われています。
スターガルト病は小児期から青年期にかけて発症し、徐々に視野がぼやけたり、欠けて見えたり、色覚の異常が見られます。
しかし、中には成人するまで視力低下の自覚がない方もいます。
スターガルト病ではなくとも、若い年齢の方でも黄斑変性を発症する可能性はあります。
元々、黄斑変性は目の老化の原因となる光への刺激の抵抗力が高い日本人には少ない症状だと言われてきました。
しかし、最近の食生活の欧米化やデスクワークの普及、スマートフォンやゲームなど画面を見る娯楽が増えたことから光の刺激を受けやすい環境にあります。
近年では、小さい頃からパソコンを使った学習があったりスマートフォンやゲームで長時間遊ぶ方が増えてきているため、将来的に黄斑変性に罹るリスクが高くなってきています。
老化だけでなく、日頃のライフスタイルも黄斑変性の原因になるため、適度に目を休ませたり休日はなるべく光刺激を受けない生活を送るなどが大切です。
黄斑変性症はこれをすれば罹らないというものはありません。
しかし、前述の通り光刺激を受け続ける生活を送っていると黄斑変性症のリスクも高くなります。また、網膜の細胞を守る働きがあるビタミンCやビタミンE、亜鉛の摂取や紫外線を防ぐなど目へのダメージを防ぐ対策は可能です。
他にも、禁煙も目を大切するのには有効的です。喫煙は黄斑変性症だけでなく白内障などの他の目の病気のリスクも高くなります。喫煙をしている方は本数を徐々に減らすなど、見直すのをおすすめします。
加齢黄斑変性は以前は「不治の病」と言われていましたが、医療が発達して初期段階でも早く見つけることが可能になりました。
ですので、定期的に眼科の検診を受けて早期の段階で治療を行いましょう。半年に1回は眼科に行き定期的検診を受けることをおすすめします。
先進会眼科では最新鋭機を導入しており、超早期から重症例まで的確に診断し、治療方針を決定しています。
もし発症リスクが高いと感じた方や、見え方に気になることがあればご相談ください。
加齢黄斑変性の初期症状や見え方のセルフチェックをしたい方はこちらの記事をご確認ください。
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日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
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