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先進会眼科コラム

オルソケラトロジーで後悔しないために|危険性や副作用を解説

オルソケラトロジーで後悔しないために

寝ている間にコンタクトレンズを装着し、日中は裸眼で良好な視力が得られるとされているオルソケラトロジー。近視進行抑制効果も期待され、小学校低学年の子どもでも可能な治療法として注目されています。

しかし、通常のコンタクトレンズと同様に直接眼にレンズが触れるため、レンズのケアを怠ると角膜感染症などの危険性やリスクもあります。今回は、オルソケラトロジーで後悔しないために知っておきたい基礎知識と、危険性や副作用についても解説します。オルソケラトロジーを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーとは、就寝時に特殊な形のコンタクトレンズを装用することで角膜のカーブの形状を変化させ、近視や乱視を矯正する視力矯正治療の1つです。

角膜は柔らかい組織のため、寝ている間にコンタクトレンズで圧迫すると、コンタクトレンズを外してもしばらく圧迫されたままの形状が維持されます。低反発枕のようなイメージです。そのため、朝起きてからレンズを外しても、メガネやコンタクトレンズなしの裸眼で良好な視力が期待できます。

レンズ使用を中止すると、角膜の形状とともに視力も元の状態に戻ります。視力矯正手術であるレーシックでは、1度手術で削った角膜は元に戻りません。角膜が元の状態に戻る可逆性は、オルソケラトロジーのメリットの1つと言えるでしょう。

オルソケラトロジーで期待される効果

視力矯正手術であるレーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)とは異なり、オルソケラトロジーは18歳未満の子どもでも治療を受けることが可能です。子どもの角膜は成人よりも柔らかいため、オルソケラトロジーの効果が出やすい傾向にあります。

また、まだ近視が進行しきっていない子どもの頃からオルソケラトロジー治療を取り入れることで、近視の進行抑制効果も期待できると言われています。オルソケラトロジーは、日中の視力回復と近視の進行抑制が同時に期待できる方法です。

オルソケラトロジーの適応年齢

オルソケラトロジーの適応年齢は、6歳から65歳くらいまでとかなり幅広いです。通常のコンタクトレンズとは異なり就寝時のみ装用のため、自分自身でのケアが難しい小学生であっても保護者が管理することで装用が可能です。

子どもの近視進行抑制のためには、近視の進行がゆるやかになる思春期以降まではオルソケラトロジーを続けた方が効果的であると言われています。

オルソケラトロジーの費用

オルソケラトロジーは継続して治療を行うことで、より安定した効果が期待できます。そのため、当院では長期治療していただけるよう定額制を採用しております。

トライアル費 両眼9,800円(税込)
初期費用(3ヵ月分) 両眼42,000円(税込)
4ヵ月以降 両眼6,800円/月(税込)

初期費用は3ヵ月目まで適応され、4ヵ月目以降からは毎月6,800円(税込)となります。別途初期費用が発生しますが、片眼のみの治療も対応しており、その場合の費用は3,800円/月(税込)です。

初期費用は発生してしまいますが、4ヵ月以降は通常のコンタクトレンズとほぼ大差のない価格で、効果が得られれば日中のコンタクト装用の手間やわずらわしさから解放されます。オルソケラトロジーの検査は保険適応となりますが、契約成立後からは自費診療です。

先進会眼科でのオルソケラトロジー費用や詳細については、こちらのページもご覧ください。視力矯正手術であるレーシック、ICLとの費用比較もあります。

オルソケラトロジー治療の費用について

手術・料金一覧

オルソケラトロジーの安全性

オルソケラトロジーは、アメリカで30年以上前から研究されている治療法です。当院のオルソケラトロジー治療では、通常のハードコンタクトレンズと同程度の安全性を備えているレンズを使用しています。このオルソケラトロジーで使用するレンズは「米国FDA・ヨーロッパCEマーク認可」により世界各地で長年使用され、日本国内でも2010年9月に厚生労働省からの認可を受けました。

通常のコンタクトレンズ同様、使用の際にはレンズケアをしっかりと行い正しく装用しましょう。特にお子様の場合は、眼科専門医による定期的な検査が必須です。万が一、装用時に問題が発生した場合はすぐに使用を中止し、医師にご相談ください。

オルソケラトロジーで考えられる副作用

日中にメガネやコンタクトレンズなしでの良好な視力や、近視進行抑制も期待できるオルソケラトロジー。加えて、通常のコンタクレンズのように手入れできるなど、メリットが多い視力矯正治療ですが、一方で副作用もあります。オルソケラトロジーを検討されている方は、副作用についても良く理解しておきましょう。

ハロー・グレア現象が起こることがある

オルソケラトロジーにより、まれに夜間に光がまぶしく感じたり、にじんで見えたりすることがあります。このような見え方は「ハロー・グレア現象」と呼ばれます。

治療を続けていくうちに慣れて気にならなくなる方が多いですが、夜間に長時間車の運転を行うなど支障をきたす場合は、医師に相談してください。オルソケラトロジーを中断、あるいはレンズの形状や度数変更を検討することがあります。ハロー・グレア以外にも、治療中に見え方などで違和感を持った場合は、すぐに医師に相談しましょう。

しばらくは視力が安定しない可能性がある

オルソケラトロジー開始直後は、しばらく視力が安定しない可能性があります。治療の継続によって少しずつ裸眼で良好な視力が得られる持続時間が延びていくため、治療開始から間もない時期は、夕方になるにつれて見えにくくなることも場合によってはあるのです。

日によって見え方の変動もありますが、安定するまで装用を続けることで改善していきます。特に近視度数が強い方や、年齢が高く角膜が硬い方にこのような傾向が見られるとされています。

オルソケラトロジーの危険性

オルソケラトロジーはレンズが眼に直接接触するため、充血や炎症、アレルギーなど通常のハードコンタクトと同じようなリスクがあります。また、レンズケアを怠り、レンズやケースが清潔に保たれていないと、以下のような角膜感染症をはじめとするコンタクトレンズ合併症を引き起こす可能性があります。

角膜炎・角膜上皮障害

角膜炎は、角膜に細菌や真菌、アカントアメーバなどが感染することによって起こる炎症です。感染すると激しい痛みや異物感があります。重篤な視力障害や失明に至る場合もあるため、注意が必要です。レンズの洗浄が十分でない場合や、ケアを怠って誤った装用を行っている場合に起こります。特にオルソケラトロジーのレンズは、通常のコンタクトレンズとは形状が異なり洗浄が不十分になりやすいです。

レンズは常にきちんと洗浄する習慣をつけましょう。角膜上皮細胞障害は、レンズで角膜の表面が傷付くことによって発症します。レンズの誤った装用が原因で、自覚症状は痛みや異物感です。予防のために、オルソケラトロジーレンズの装着・取り外しの際には、レンズで角膜を傷付けないよう必ず人工涙液などの点眼液で眼に潤いを与えましょう。

角膜内皮障害

角膜の内側にある角膜内皮細胞は、角膜の透明度を維持するために重要な組織です。障害を受けて細胞の数が減ってしまうと、二度と再生しないと言われています。細胞の数が少ないと、将来白内障などの手術が受けられなかったり、視力が低下して角膜移植が必要になったりしてしまいます。

オルソケラトロジーや通常のコンタクトレンズにおいて、正しくレンズを使用していれば、角膜内皮細胞の減少は認められません。しかし、レンズケアを怠ると角膜内皮細胞が減少する可能性があります。角膜内皮細胞数は、眼科外来にて測定することが可能です。

巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎は、コンタクトレンズやレンズケースの汚れによるアレルギー反応です。主な自覚症状は、眼の異物感やかゆみ、充血、目やになどです。

巨大乳頭結膜炎は、レンズのケアや洗浄をしっかりと行い、清潔に保つことで予防できます。レンズケースも長期使用していると汚れてくるため、レンズケースを2個用意して毎日交互に使用するのがおすすめです。使用していないレンズケースは水道水で洗浄し、しっかり乾燥させておきましょう。

オルソケラトロジーの危険性を防ぐ対処法

上記のようなコンタクトレンズ合併症を防ぐためには、レンズケアやコンタクトの使用方法について十分に理解し、日々のレンズケアを正しく行うことがとても重要です。

お子様の場合は、保護者の方がレンズを管理し、正しくケアを行ってあげてください。中学生、高校生の場合は自身でのケアも可能ですが、定期的にきちんとできているかチェックし、親子で一緒にレンズケアを行うことをおすすめします。医師による定期診察は、眼に異常がないかどうかを確認する大切な機会です。忘れずに受診しましょう。

少しでも眼に異常を感じたらすぐに装用を中止し、医師に相談してください。大事な眼の安全のために、無理なレンズ装用や自己判断での対応は避けましょう。オルソケラトロジー治療で初めてコンタクトレンズを扱うという方もいるかと思います。まずは医療機関にて、正しい知識とケア方法を習うことが大切です。先進会眼科でも、丁寧なレンズケア指導をしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

オルソケラトロジーは、就寝時に特殊なコンタクトレンズを装用することで、日中は裸眼で良好な視力が期待できる視力矯正治療です。使用されているレンズは通常のハードコンタクトレンズと同程度の安全性を備えており、レンズ装用を中止すれば約1ヵ月弱で治療前の角膜の状態に戻ります。

このような視力矯正治療ですが、レンズが眼に直接接触するため、充血や炎症、アレルギーなど通常のハードコンタクトと同じようなリスクがあります。レンズが清潔に保たれていない場合は、角膜感染症などを引き起こす可能性も。これらのリスクは、正しい知識や適切なレンズケアによって抑えることができます。

オルソケラトロジーで後悔しないように、メリットだけでなくデメリットや危険性、レンズの扱いを良く理解しておきましょう。先進会眼科では、オルソケラトロジーのトライアルも行っております。オルソケラトロジーを検討されている方は、当院へお気軽に相談しみてはいかがでしょうか。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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