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医療者に選ばれる眼科医療

先進会眼科コラム

緑内障

緑内障の検査内容と治療方法|症状チェックや費用も解説

緑内障の検査内容と治療方法|症状チェックや費用も解説

「親が緑内障だから、自分も緑内障かどうか心配」という方が最近増えています。血のつながった家族に緑内障の方がいるという場合はもちろん、40歳を超えると誰でも緑内障にかかる可能性が高くなります。

今回は緑内障の症状がないかチェックしてみたいという方に向けて、緑内障の検査の内容や治療法、費用などを簡単に説明します。

緑内障における定期検査の必要性

緑内障における定期検査の必要性

緑内障は、定期検査が非常に重要な病気の一つです。特に初期の段階では自覚症状がないことがほとんどのため、ご自身の判断で通院や治療を中断してしまうことがとても多いのですが、放置すると失明に至ることもあります。つまり、緑内障は、症状があってもなくても、基本的には生涯にわたり治療を継続する必要がある病気なのです。

眼圧が正常である「正常眼圧緑内障」と診断された患者さんを対象に、年月とともに視野障害がどのくらい進行するかの経過をみたところ、30%以上の眼圧下降療法を受けた患者さんは5年で視野障害が進行したのは20%であったのに対し、無治療群では60%の患者さんの視野障害が進行したとする研究結果もあるほどです。

緑内障の症状の進行は、早期のうちはゆっくりですが、末期では進行が早いことがわかっています。自覚症状がないうちからしっかりと定期検査を行い、適切な治療を受けることが、失明を防ぐためにとても大切です。

緑内障の検査内容

緑内障の検査内容

緑内障の診断のためには、眼圧検査、眼底検査、視野検査の少なくとも3つが必要です。慢性緑内障では眼圧が高くないことも多い(正常眼圧緑内障)のですが、それでも眼圧は低めに保つほうが失明の危険性が減るとされており、眼圧検査は欠かせない検査です。

そのほか、眼の状態や身体の持病などに応じて、隅角検査やMRI・CT検査など、必要な検査を行います。

眼圧検査

眼圧検査は、緑内障の検査としては外すことのできない重要な検査です。眼圧は1日の中でも測る時間によって変わりますし、季節によっても変わります。そのほかにも年齢や性別、体位、血圧などさまざまな要素で変わるものであり、非常に個人差が大きいのが特徴です。特に治療開始前に複数回の眼圧測定を行いベースライン眼圧を設定することが、治療後の眼圧がどのくらい下がったかという治療効果を評価するために重要です。

眼圧の測り方としては、眼の表面に直接測定器具を当てて測定する方法と、眼の表面に空気を当てて測定する方法があります。眼圧が高いとひとくちに言っても、角膜が厚い方は数値が低めに出てしまいます。先進会眼科では、角膜の厚みを同時に測定し補正値を算出して表示する眼圧計を導入しております。

視野検査

緑内障における視野検査は、診断のみならず経過観察目的でも用いられるとても大切な検査です。視野とは、目を動かさないで見える範囲のことです。正常の場合、片目で見ると、目を動かさずに見える範囲は上側60度、下側70度、外側100度、鼻側60度です。緑内障が進行すると、視野のなかに見えにくい部分が少しずつ広がってきます。しかし、見えにくい部分がかなり大きくなるまで、本人は見えていないことを自覚できないことがほとんどです。見えていない範囲(視野欠損)の大きさや場所を定期的に測定することで、緑内障の進行の程度を判定します。

人は両眼で物を見るので、視野を測るのは片目ずつ行います。主な検査法としては、光の出る場所が動く動的視野検査と、光の出る場所が動かない静的視野検査があります。どちらも特殊な検査装置を用い、光の点が見えたらボタンで合図するだけです。検査の際には、視線や顔を動かさないよう頑張るのがコツです。

屈折検査

屈折検査とは、近視、遠視、乱視といった屈折異常がないかを測る検査です。近視が強度であると緑内障や緑内障予備軍のリスクがあるため、当院では全例に屈折検査も行います。

眼底検査

眼底検査は、視神経や網膜の状態をみる検査です。必要ならば瞳を広げて、網膜の隅々まで検査します。緑内障では、目と脳をつなぐ視神経が徐々に減ってくることで、目の奥にある視神経乳頭の中心部のへこみ(陥凹)が大きくなります。

OCT(c)による網膜神経線維層とその変化の検出

OCT(c)(Optical Coherence Tomography)とは、光干渉断層計の略語です。これまでは眼科医が直接眼底を見ることで特徴的な視神経乳頭の陥凹を確認していましたが、OCTを用いることで、視神経乳頭のごくわずかな陥凹や網膜の特定の層が薄くなっていることを発見できるようになりました。これまでよりもごく初期の緑内障を診断できるようになっています。

緑内障の検査にかかる費用

緑内障の検査にかかる費用

緑内障の検査は保険適応です。緑内障の検査を先進会眼科で行う場合、本人負担3割の方のおおよその目安の検査費用は約1,500円〜4,000円となります。具体的な費用は自己負担の割合によって変わります。また初診料等の他の項目は別途です。

眼の状態や他に疑わしい疾患がある場合など、その他の検査が追加される場合があります。検査内容などは原則的に医師の裁量で決めさせていただきます。

緑内障の治療法

緑内障の治療法

緑内障に対し現在効果があると確認されている唯一の治療は、眼圧を下げることです。ただし、一度障害されてしまった視神経は、基本的には元に戻ることがありません。緑内障の治療目標は、失明に至る視神経の障害の進行を防ぎ、現在の状態を維持することです。緑内障を早期に発見し、まだ視神経の障害が軽いうちに治療を開始できれば、ほとんど自覚症状が無い状態を維持することも可能です。

眼圧を下げるためには、薬物療法(点眼薬)が基本となります。緑内障のタイプや重症度、求められる眼圧、そして全身状態などを考慮しながら、使用する薬剤を決定します。複数の点眼薬を組み合わせて使うことも多いです。薬物療法では眼圧の下がりが悪い場合など、必要があればレーザー治療や手術療法を行います。先進会眼科では、医療の選択肢を増やすため、新しい緑内障手術である「トラベクトーム」や低侵襲緑内障手術「iStent」も実施しています。

iStentは医療用チタンでできている非常に小さなインプラントを眼の中の房水を排出する組織に埋め込むことで眼圧を調整する治療法です。白内障手術と同時に行うため、視機能の改善と眼圧の改善が同時に期待できます。

一方、iStentの注意点や副作用・リスクとしては、自由診療であるため眼の状態によっては適用外となること、前房出血や角膜浮腫、毛様体乖離の影響、眼圧の上昇や低下、炎症、術後不快感、iStent内を通る血液やタンパク質が詰まる可能性などが考えられています。

白内障手術と同時であればiStentも保険適用となりますが、自由診療の場合、当院では片眼220,000円(税込)で行なっております。

自分でできる緑内障セルフチェック

自分でできる緑内障セルフチェックをご紹介いたします。簡単な検査で、緑内障の可能性があるかどうかのセルフチェックを定期的に行いましょう。

自分でできる緑内障セルフチェック

引用:https://senshinkai-clinic.jp/glaucoma/self-check/

約30cm離れた位置から、片目ずつ中心のマークに視線を向けてください。

その際にマス目が一部欠けて見える、ぼやけて見える、歪んで見える…などが少しでも見え方に違和感を感じた際はご相談ください。特に、近視の方でぼやけて見える場合は、目が悪いだけと見過ごしてしまうこともあるので注意しましょう。

40歳を過ぎたら定期検診を

40歳を過ぎたら定期検診を

40歳を過ぎたら緑内障を発症する確率が上がるため、定期的な検診をお勧めしています。また最近は、20歳代や30歳代で緑内障が見つかるケースが増えています。緑内障になる原因は眼圧の高さや老化だけでなく、他の病気にかかっているかどうかに加え、遺伝や強度近視、仕事や生活習慣など、実に様々な要因があります。

緑内障の治療は視神経の障害を元通りに治すものではなく、進行を抑えるために行うものです。一度進行してしまったら改善はしないため、現状で見えている視界を大切にするしかありません。できるだけ今の状態の目を守るためにも、定期的な検査を行いましょう。

まずは、自分に緑内障のリスクがどれだけあるかを検査でチェックしましょう。残念ながら緑内障が見つかった場合は、すぐに治療を開始しましょう。まだ緑内障を発症していなかったものの、緑内障予備軍と診断された場合は、6ヶ月〜1年に一度の定期検査を行うのがおすすめです。

まとめ

以上、緑内障の検査について、検査の必要性やどんな検査を行うのか、また自分でできるセルフチェックについて簡単にまとめました。できるだけ今の状態の目を守るためにも、定期的な検査を行いましょう。

先進会眼科は、電話でのご予約はもちろんWebやLINEでの予約も可能です。「緑内障の検査を受けたことがない」「最近近視が進んでいる」など気になることがあればお気軽にご相談ください。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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