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先進会眼科コラム

正常眼圧緑内障とは|原因や症状、治療方法を解説

正常眼圧緑内障とは|原因や症状、治療方法を解説

緑内障といえば「眼圧が高い」病気というイメージがありますが、実は眼圧が正常でも緑内障と診断されることがあります。

それが正常眼圧緑内障という病気です。通常の緑内障と同じく、定期的な経過観察と治療が必要となります。

今回は、正常眼圧緑内障とは何か、また正常眼圧緑内障の原因や症状、検査や治療についてわかりやすく解説いたします。

緑内障について

正常眼圧緑内障とは

正常眼圧緑内障とは

正常眼圧緑内障は緑内障の一種です。

通常の緑内障は眼圧が正常範囲より高くなりますが、正常眼圧緑内障は、眼圧が正常であるにもかかわらず、視神経の障害が見られます。

正常眼圧緑内障の原因

正常眼圧緑内障の原因

正常眼圧緑内障の確実な原因はわかっていません。

一般的には、眼圧が高い状態が続くと目の奥に続く視神経が障害されて緑内障となりますが、正常眼圧緑内障の場合は測った眼圧が正常範囲でも視神経が障害されています。

どのくらいの眼圧に目が耐えられるかは大きく個人差があるため、眼圧が高くても視神経の障害が起きない人もいれば、反対に眼圧が正常範囲にあっても視神経の障害が進む人もいます。他の人と眼圧値を比較しても意味がありません。

正常眼圧緑内障の症状

正常眼圧緑内障の症状

緑内障の症状でのうち最も多いのは、視野欠損(見える範囲が欠けていること)です。ところが検査で視野欠損が確認されても、症状の自覚がないということがよくあります。

なぜなら緑内障は、多くの場合で長い時間をかけて少しずつ視神経が障害されるため、自分では視野の変化に気がつきにくいからです。また片方の目の視野が欠けても、両目で見た場合はもう片方の目や脳が欠けた視野を補ってくれるため、視野の欠けを認識できないこともあります。

緑内障がある程度進行した中期以降では、視野が狭くなったり欠けてきたりと、見え方の異常に気がつく方が増えてきます。ただし見え方の異常といっても視野が真っ暗になるということはあまりなく、欠損部分がぼやける感じになります。

たとえば「距離を見誤って階段を踏み外す」「文章を書くと斜めにずれる」「人や自転車が横から出てきても気が付きにくい」などといったことから異常に気が付くケースが多いです。

正常眼圧緑内障の検査方法

正常眼圧緑内障の検査方法

正常眼圧緑内障の検査方法は、通常の緑内障とほとんど同じです。

緑内障を正しく診断するためには、眼圧検査、隅角検査、視野検査、画像検査が大切です。

正常眼圧緑内障の場合、眼圧自体は正常範囲ですが、眼圧を適切に保つことが視神経の障害の進行を妨げると言われており、眼圧検査は欠かせない検査です。

眼圧検査

眼圧検査は、緑内障の検査としては外すことのできない重要な検査です。

眼圧は1日の中でも測る時間によって変わりますし、季節によっても変わります。そのほかにも年齢や性別、体位、血圧などさまざまな要素で変わるものであり、非常に個人差が大きいのが特徴です。特に治療開始前に十分なベースライン眼圧を測定することが、治療後の眼圧がどのくらい下がったかという治療効果を評価するために重要です。

眼圧の測り方としては、眼の表面に直接測定器具を当てて測定する方法と、眼の表面に空気を当てて測定する方法があります。眼圧が高いとひとくちに言っても、角膜の厚みは人それぞれ異なります。角膜が厚い方は数値が低めに出てしまいます。

先進会眼科では、角膜の厚みを同時に測定し補正値を算出して表示する眼圧計を導入しております。

隈角検査

隅角(ぐうかく)検査は、緑内障の種類を決めるのに重要な検査です。

隅角とは、眼のうち角膜と虹彩が交わる部分の角度のことを言います。隅角が狭いと房水がうまく排出されず、眼圧が高くなりやすいです。

閉塞隅角緑内障は急に眼圧が上がって急性緑内障発作を起こすことがあり、注意が必要となります。

視野検査

緑内障における視野検査は、診断のみならず経過観察目的でも用いられるとても大切な検査です。

視野とは、目を動かさないで見える範囲のことです。正常の場合、片目で見ると、目を動かさずに見える範囲は上側60度、下側70度、外側100度、鼻側60度です。緑内障が進行すると、視野のなかに見えにくい部分が少しずつ広がってきます。

しかし、見えにくい部分がかなり大きくなるまで、本人は見えていないことを自覚できないことがほとんどです。見えていない範囲(視野欠損)の大きさや場所を定期的に測定することで、緑内障の進行の程度を判定します。

人は両眼で物を見るので、視野を測るのは片目ずつ行います。

主な検査法としては、光の出る場所が動く動的視野検査と、光の出る場所が動かない静的視野検査があります。どちらも特殊な検査装置を用い、光の点が見えたらボタンで合図するだけです。検査の際には、視線や顔を動かさないよう頑張るのがコツです。

画像検査

画像検査としては、OCT(c)(Optical Coherence Tomography)と呼ばれる眼底三次元画像を撮像することがあります。

これまでは眼科医が直接眼底を見ることで特徴的な視神経乳頭の陥凹を確認していましたが、OCTを用いることで、視神経乳頭のごくわずかな陥凹や網膜の特定の層が薄くなっていることを発見できるようになりました。

これまでよりもごく初期の緑内障を診断できるようになっています。

正常眼圧緑内障の治療法

正常眼圧緑内障の治療法

緑内障に対し現在効果があると確認されている唯一の治療は、眼圧を下げることだと考えられています。これは正常眼圧緑内障でも変わるところはありません。どのくらいの眼圧が適切かは、大きな個人差があります。

ただし、一度障害されてしまった視神経は、基本的には元に戻ることがありません。緑内障の治療目標は、失明に至る視神経の障害の進行を防ぎ、現在の状態を維持することです。

緑内障を早期に発見し、まだ視神経の障害が軽いうちに治療を開始できれば、ほとんど自覚症状が無い状態を維持することも可能です。

眼圧を下げるためには、薬物療法が基本となります。薬物療法では眼圧の下がりが悪い場合など、必要があればレーザー治療や手術療法を行うことがあります。

薬物療法による治療

多くの緑内障では、薬物療法(目薬(点眼薬))が治療の基本となります。点眼薬で眼圧を下げるとともに、視野の状態などを定期的にチェックしていくことが重要です。

現在ではさまざまな点眼薬が使用できますので、緑内障のタイプや重症度、求められる眼圧、そして全身状態などを考慮しながら、使用する薬剤を決定します。複数の点眼薬を組み合わせて使うことも多いです。

点眼薬以外に、必要に応じて飲み薬(内服薬)を使用することもあります。ただし内服薬は長期間使い続けると全身への副作用が心配されるため、長期投与は勧められません。

レーザーによる治療

レーザー治療には主に二つの方法があります。一つは虹彩に小さな孔を開けて房水の流れを変える方法です。主に閉塞隅角緑内障に用います。もう一つは、レーザートラベクロプラスティー(LTP)と言われる方法で、房水の出口である線維柱帯にレーザーを照射することで房水の排出を促進し、眼圧を下げる事ができます。

レーザー治療で眼圧が下がることによって点眼薬を減らせる場合もありますが、繰り返しのレーザー治療が必要となるケースもあります。

手術による治療

緑内障に対する手術療法は、薬物療法やレーザー治療では十分に眼圧が下がらない場合や副作用などの理由で薬物療法が適切に実施できない場合などに行います。

当院で行っている主な緑内障手術は、新しい治療技術である緑内障手術「トラベクトーム」です。認定試験をクリアした医師のみが行えるもので、わずか1.7mmほどの小さな傷でできる安全性も考慮された手術です。白内障手術と同時に行え、日帰りで対応が可能です。

もう一つの方法は、最近注目を集めている低侵襲緑内障手術「iStent」です。医療用チタンでできている非常に小さなインプラントを、眼の中の房水を排出する組織に埋め込むことで眼圧を調整します。この手術も白内障手術と同時に行うため、視機能の改善と眼圧の改善が同時に期待できます。

一方、iStentの注意点や副作用・リスクとしては、自由診療であるため眼の状態によっては適用外となること、前房出血や角膜浮腫、毛様体乖離の影響、眼圧の上昇や低下、炎症、術後不快感、iStent内を通る血液やタンパク質が詰まる可能性などが考えられます。

白内障手術と同時であればiStentも保険適用となりますが、自由診療の場合、当院では片眼220,000円(税込)で行なっております。

その他緑内障の進行具合に応じて、より強い眼圧下降効果が期待できる線維柱帯切除術や、線維柱帯切開術も行っています。

まとめ

以上、正常眼圧緑内障について簡単にまとめました。

先進会眼科では、緑内障も含め、眼の病気に対して新しい治療ができる体制を整えています。また、少しでも多くの方に検査を受けていただけるように、電話でのご予約はもちろんWebやLINEでの予約も可能といたしました。

「最近目が痛い」「なんとなく見えていない範囲があるような気がする」など、気になることがありましたらお気軽にご予約ください。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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