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先進会眼科コラム

緑内障の治療方法|治療で治るのか、失明の可能性についても解説

緑内障の治療方法|治療で治るのか、失明の可能性についても解説

「緑内障と診断されたが点眼薬をもらっただけで、ほかにどのような治療法があるかわからない」というお声を時々頂戴いたします。緑内障の治療の基本は確かに点眼薬ですが、そのほかにも必要に応じてレーザー治療や手術療法を行うことがあります。

今回は緑内障の治療方法をわかりやすく説明するとともに、緑内障は治療で治るのか、また緑内障は失明する可能性があるのかも解説いたします。

緑内障は治るのか

緑内障は治るのか

緑内障を完全に治すことは、残念ながら2022年現在の医学と技術では極めて難しいです。ただし、障害された視神経を完全に元通りに戻すことはできませんが、眼圧をコントロールすることで緑内障の進行を抑えることがある程度可能です。

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緑内障で失明する可能性

緑内障で失明する可能性

緑内障は失明する可能性のある病気です。日本人の中途失明(生まれたときは目が見えていたが、人生の途中で目が見えなくなること)の原因の第一位が緑内障なのです。

ただし緑内障になったら全員が失明するということではありません。できるだけ早期に緑内障を見つけて適切な治療をきちんと受ければ、生涯今と同じ見え方を保つことも十分可能です。

失明する危険性が高い要素としては、発見時の重症度、高齢、高眼圧(ベースライン眼圧が高い、経過中の平均眼圧が高い、眼圧変動が大きい)、家族歴、低血圧、2型糖尿病、薬をきちんと用いていないことなどが挙げられています。

緑内障の治療の目的

緑内障の治療の目的

緑内障の治療目標は、視神経の障害の進行を防ぎ、現在の視力や見え方を維持すること、またそれによって生活の質を保つことにあります。

残念ながら、一度障害されてしまった視神経は元に戻ることがほぼありません。現在残っている視神経を維持すること、視神経をこれ以上減らさないように努めることがとても大切です。

正常眼圧緑内障の治療法

正常眼圧緑内障の治療法

緑内障に対し現在効果があると確認されている治療は、眼圧を下げることです。これは正常眼圧緑内障でも同じです。どのくらいの眼圧が適切かは人によって異なりますので、主治医の指示に従いましょう。

また、他の病気が原因で眼圧が上がる緑内障(続発緑内障)の場合は、原因となる病気の治療を行うことで、緑内障の進行を止めることができます。例えば瞳孔ブロックが原因の緑内障に対する虹彩切開や水晶体摘出、ぶどう膜炎に伴う緑内障に対する消炎治療、血管新生緑内障に対する網膜光凝固などを行います。

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薬物療法による治療

緑内障の治療の基本は、目薬(点眼薬)です。緑内障の目薬の役目は「眼圧を下げる事」です。これは今の所、緑内障の進行を和らげる事が出来る明瞭な事実です。

現在用いられている点眼薬の種類としては、プロスタノイドFP作動薬、プロスタノイドEP₂作動薬、α遮断薬、αβ遮断薬、β遮断薬、炭酸脱水酵素阻害薬、ROCK阻害薬、副交感神経刺激薬など、非常に多岐にわたります。これらの点眼薬を、緑内障のタイプや重症度、求められる眼圧、そして全身状態などを考慮しながら、使用する薬剤を決定します。最初は1剤から開始しますが、病状によっては複数の点眼薬を組み合わせて使うことも多いです。

点眼薬以外に、必要に応じて飲み薬(内服薬)を使用することもあります。ただし内服薬は長期間使い続けると全身への副作用が心配されるため、長期投与は勧められません。

レーザーによる治療

レーザー治療には主に二つの方法があります。一つは虹彩に小さな孔を開けて房水の流れを変えるというもので、多くの閉塞隅角緑内障や急性緑内障発作がこの方法によって治療可能です。もう一つは、レーザートラベクロプラスティー(LTP)と言われる方法で、房水の出口である線維柱帯にレーザーを照射することで目詰まりを通し、房水の流れを改善します。

当院では、先端技術が用いられた機器であるSLTレーザー(Selective Laser Trabeculoplasty)を導入しています。SLTレーザー治療に必要な時間は10分弱で、点眼麻酔により痛みにも配慮された治療です。場合によっては、繰り返しの治療も可能となっております。

SLTレーザー治療は保険診療で受けることができ、3割負担であればご本人の負担額は30,000円弱です。

(K273 隅角光凝固術:9,660点 *2021.5月現在)

手術による治療

緑内障に対する手術療法は、薬物療法やレーザー治療では十分に眼圧が下がらない場合や副作用などの理由で薬物療法が適切に実施できない場合などに行います。

当院で行っている新しい手術療法としては、大きく分けてトラベクトームとiStentの2通りあります。緑内障の進行具合に応じて、より強い眼圧下降効果が期待できる線維柱帯切除術や、線維柱帯切開術を行うことがあります。

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トラベクトーム

「トラベクトーム」は、わずか1.7mmの切開創からできる手術です。侵襲が小さく白内障手術と同時に行う事が出来ます。

この新しい方法の緑内障手術「トラベクトーム」は、認定試験をクリアした医師のみが行えるもので、切開創の小ささから出血の少なさなどにも配慮された手術です。

その他緑内障の進行具合に応じて、より強い眼圧下降効果が期待できる線維柱帯切除術や、線維柱帯切開術も行っています。

手術は白内障手術と同時に行え、日帰りで対応が可能です。

iStent

緑内障手術の中で近年注目を集めているのが、低侵襲(MIGS:micro invasive gulaucoma surgery)緑内障手術です。「iStent」です。

長さ1mm、重さ60マイクログラム(0.00006グラム)で、医療用チタンでできている緑内障治療用の非常に小さなインプラントです。

この「iStent」を眼の中の房水を排出する組織にインプラントすることで、房水の循環を改善し、眼圧を調整します。

白内障手術と同時に行うため、視機能の改善と眼圧の改善が同時に期待できます。また、手術後に眼圧が下がることで、緑内障治療用の点眼薬の数を減らすことも期待できます。

iStentの注意点や副作用・リスクとしては、自由診療であるため眼の状態によっては適用外となること、前房出血や角膜浮腫、毛様体乖離の影響、眼圧の上昇や低下、炎症、術後不快感、iStent内を通る血液やタンパク質が詰まる可能性などが考えられています。

白内障手術と同時であればiStentも保険適用となりますが、自由診療の場合、当院では片眼220,000円(税込)で行っております。

緑内障の人がしてはいけないこと

緑内障の人がしてはいけないこと

緑内障の人がしてはいけないのは、定期通院や点眼を怠ることです。特に初期のうちは自覚症状がないこともあり、かなりの数の患者さんが通院を自己中断してしまいます。ある研究では、緑内障の治療を始めた患者さんのうち40%の方が、一年以内に治療を中断してしまうという報告もあるほどです。

自覚症状がないと面倒な点眼もなかなか続かない、という気持ちも理解できますが、自覚症状がない早期のうちだからこそ、治療の効果が上がりやすいのは確かです。根気よく治療を続けていると、失明に至る可能性はかなり低く抑えられます。通院は一生涯続くものと考え、じっくりと治療に取り組みましょう。

そして、点眼薬の使い方もコツがあります。まずは指示された回数や1回の滴数をきちんと守ることが大切です。複数の点眼薬がある場合は、点眼の順番や時間も指定されていることがあります。その順番は、一番効率よく薬が効くように、また副作用が少なくなるように考えられていますので、必ず守りましょう。

また、点眼薬の先端が目やまぶたにつかないよう気をつけてください。点眼薬の中に雑菌が入って、思わぬトラブルとなることがあります。点眼薬にも使用期限がありますので、期限が過ぎた薬は使わないようにしましょう。

緑内障の進行を抑えるには早期発見が重要

緑内障の進行を抑えるには早期発見が重要

緑内障の進行を抑えるには、早期発見が重要です。緑内障は現在、中高年の失明原因の1位ですが、早期発見・早期治療で進行を遅らせ、失明を防ぐことができるようになってきました。

緑内障の症状の進行は、早期のうちはゆっくりですが、末期では進行が早いことがわかっています。視野が欠けても、初めのうちはほとんど気がつきません。病状が進行し、視野が大きく欠けてから治療を始めても、緑内障の進行を抑えることが難しい場合が多いです。

40歳を過ぎたら定期検査を受け、目の健康をチェックしてください。

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まとめ

以上、緑内障の治療についてまとめました。一番大切なことは、緑内障と診断されたら一生眼科とお付き合いを続けていくことです。

先進会眼科では、皆さんの信頼にお答えできるように、先端機器と経験のあるスタッフを揃え、日々治療に邁進しています。気になることがある方はもちろん、特に気になることはないが検査を受けてみたいという方も、まずはお気軽にご相談ください。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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