老眼向け目薬をご紹介!進行を抑制できる成分とは?

老眼を発症する年齢に差し掛かり、近くが見えにくくなる症状にくわえて、「目のかすみ」や「乾き」にお悩みの方は多いのではないでしょうか。そんなときに、目薬の使用によって老眼の進行を少しでも遅らせて、目を守ることができたらうれしいですよね。
そこでこの記事では、老眼を発症している方におすすめの、目薬の成分をご紹介します。加齢に伴う目の不調を解消したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
老眼の発症メカニズムと対処方法
老眼は、「水晶体」の弾力性と、「毛様体筋」の収縮力が衰えることで発症します。
水晶体は、厚さを変化させて見るもののピントを調節する器官であり、毛様体筋の収縮によって、その調節が行われています。加齢に伴いこの2つの機能が低下し、ピントが合いにくくなった状態が「老眼」のです。
老眼を発症したときは、遠近両用メガネやコンタクトレンズ、老眼鏡といった矯正器具の使用がポピュラーな対処方法です。または、眼内にレンズを埋め込む手術を受けて、視力の改善を図る方法もあります。
老眼は目薬で治る?
老眼の症状を、間接的に抑制できる効果のある目薬は多く販売されていますが、それだけでは老眼は治りません。そもそもこれまで、老眼の対処方法といえば、前述の通り矯正器具を使用するか、手術を受けるしか方法がありませんでした。
しかし近年、老眼の改善にアプローチできる「VUITY」という新たな目薬がアメリカで承認されました。この新薬の登場によって、手術となると躊躇していた方でも、気軽に老眼治療を始めてみることも可能です。
VUITYとは
VUITYとは、2021年10月にアメリカの食品医薬品局(FDA)で承認された、老眼の症状の改善を図れる目薬です。点眼してから15分ほどで見え方が改善し、その効果は最長で6時間持続するといわれています。
VUITYには、瞳孔を小さくする「瞳孔括約筋」の収縮作用がある、「ピロカルピン」が配合されています。ピロカルピンは、日本でもかねてより、緑内障への効能がある薬として使用されている成分です。
しかし、老眼は水晶体の弾力性と毛様体筋の力で起こるため、点眼では根本的な治療をすることはできません。あくまでも手術までの繋ぎの治療の一つとしてお考えください。
老眼が疑われる場合まずはクリニックで検査を
老眼は近くが全く見えなくなるわけではなく、ピントを合わすのに時間がかかったり、眼精疲労を起こしやすくなるなどの症状から始まります。
また、老眼を発症しただけだと思っていても、詳しく検査すると別の疾患が見つかるケースがあります。見えにくさの原因が本当に老眼によるものか確かめるためにも、視力の低下を感じたら、まずは眼科を受診しましょう。
目薬で抑制しつつ、老眼の根本的な解決も考えましょう
今回は、間接的に老眼の進行を抑えられる目薬の成分を紹介しました。しかし、老眼向けの目薬では加齢により衰えた水晶体の弾力性や毛様体筋を戻すことはできません。そのため、根本的な解決を希望される際は手術という選択以外にありません。
先進会眼科では、老眼だけでなく近視や乱視なども一緒に治療しています。もともとメガネやコンタクトレンズで過ごしていた方も裸眼で生活することが可能な老眼治療をおこなっています。老眼のわずらわしさから開放されたい方は、豊富な老眼治療の実績がある先進会眼科にぜひご相談ください。
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日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長
略歴
聖マリア病院 眼科 外来医長
福岡大学筑紫病院 眼科
村上華林堂病院 眼科
福岡大学病院 救急救命センター
福岡大学病院 眼科
愛知医科大学卒業
福岡県立嘉穂高校卒業
医師資格番号
医師免許番号 381664
保険医登録番号 福医29357
先進会について

先進会眼科はレーシックやICL(眼内コンタクトレンズ)、レーザー白内障治療、ドライアイ治療、円錐角膜治療など、様々な治療や手術を全国でおこなっています。
「自分が受けたい眼科治療」をテーマに最善の方法をクリニック一丸となり、また多くの医師やスタッフも視力回復手術を受けて、患者様に寄り添った治療、最高のおもてなしを提供できるよう、日々努めています。