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先進会眼科コラム

水晶体の構造と役割|水晶体の病気の原因と治療法も解説

水晶体の構造と役割|水晶体の病気の原因と治療法も解説

私たちの目の中で、カメラのレンズの役割をしている水晶体。

この水晶体は加齢や病気によって、濁ったり脱臼したりするケースがあります。カメラのレンズに例えられるほど目の中で重要な役割を担っている水晶体ですが、具体的にどのような構造をしていて、どのような役割をしているかご存じでしょうか。

そこで今回は水晶体の構造と役割、水晶体の病気の原因と治療法を解説します。

水晶体の構造

水晶体の構造

水晶体は目の中で、チン小帯という細い糸状の筋肉で支えられています。チン小帯の反対の端には、「虹彩(こうさい)」につながる毛様体があり、瞳孔の中心に位置するように固定されているのが特徴です。コラーゲンを主成分としたカプセルで包まれており、その中には無数の水晶体細胞がぎっしりと詰まっています。水晶体の大きさは直径9mm、厚さ4mm程度です。

水晶体は、カメラの凸レンズに例えられます。凸レンズと同じように、目に入ってくる外部からの光を屈折させて、目の奥にある網膜に画像を映してピントを調節しています。遠くを見るときは水晶体が薄くなり、屈折率を小さくします。反対に、近くを見るときは水晶体が厚くなり、屈折率を大きくしてピントを合わせています。

このように、水晶体の厚みを変化させることで、対象物へピントを合わせているのです。

水晶体の成分

水晶体は、外からの光を網膜に映すレンズの役割を担っているため、何十年もの間、透明性を維持する必要があります。

透明さの維持には、水晶体を構成している成分のたんぱく質が関係しています。水晶体のたんぱく質は、α-クリスタリン、β-クリスタリン、γ-クリスタリンの3種類が主成分です。

この3つのたんぱく質が、相互作用することで秩序のあるスーパー構造を保持し、その透明性を維持しています。

水晶体の光透過性

水晶体は、生まれたときすでにごくわずかに黄色味を帯びており、紫外線を透過させない構造をしています。これは、紫外線が人体にとって有害であり、目にとっても有害だとされているためです。目に紫外線が入ると、脳と目を結ぶ網膜に影響を及ぼすため、水晶体で紫外線を食い止めるような作りになっているのです。

私たち人間の目に見える光(可視光線)は水晶体を透過しますが、紫や青などの短い波長の色はあまり通さず、赤外線の色に似通った赤やオレンジなどの波長の色を良く通します。

しかし、歳をとって水晶体が濁ると、すべての可視光線で若い頃よりも目を透過する光の量が減っていくことが分かっています。透過する光の量が減少すると、若い頃に比べて視界が狭くなり、全体の色合いが微妙に変わっていくようです。それゆえに、画家など色を扱う職業の人の若い頃と歳をとった頃とでは、同じモチーフでも作品の色使いが異なるとされています。

水晶体の役割

水晶体の役割

水晶体の役割は、カメラの凸レンズのような役割をしており、目に入ってくる外からの光を曲げて対象物にピントを合わせる働きをしています。

対象物にピントを合わせるために、水晶体は厚くなったり薄くなったりして調節していますが、この厚みを変えるために働くのが毛様体筋です。毛様体により、水晶体は柔軟性を保ちながら、形や厚みを変えています。

水晶体の病気の原因と治療法

水晶体の病気の原因と治療法

水晶体は、加齢などの様々な要因で濁ったり脱臼したりします。また、正しい時期に治療をしなければ失明のリスクもあるため、眼科で定期的な検査を受け、目の状態を適宜確認することが大切です。

ここでは、水晶体の病気と治療法を解説します。

白内障

白内障は、水晶体を構成しているたんぱく質が変性して、黄白色や白色に濁ることで引き起こす病気です。水晶体が濁ると、外から集めた光を上手く眼底に届けることができません。進行するにつれて以下のような症状が起こります。

  • 視界がかすんで見える
  • 視力が低下する
  • 光が眩しく感じる
  • 明るい場所、暗い場所で見え方が違う

など

白内障は徐々に進行していくため、初期段階での自覚症状はほとんどありません。そのため、症状が現れたときには病状が進行している可能性があります。

白内障は一度発症すると、自力で元の状態に戻すことは望めません。日常生活での改善や市販の治療薬などで改善に至ることも困難であるため、白内障手術で治すのが一般的です。

白内障とは│症状・治し方などの基礎知識

原因と治療法

白内障の原因として、最も多いのが加齢によるものです。これを加齢性白内障と呼びます。個人差があるものの、60代以上の8割が発症するもので、80歳以上ではほぼ100%近い数値で起こるとされる目の代表的な病気の一つです。日常生活では、喫煙や紫外線、活性酸素、アルコールなどは白内障のリスクを高めるとされています。

そのほかにも、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの合併症や目の外傷、母親の体内で風疹に感染したために起こる先天的な要因、薬の副作用などがあります。

白内障の治療は、病状の進行具合によって異なります。軽症の場合は、点眼や内服により進行の抑制を行うもので、元のクリアな状態に戻すわけではありません。ある程度進行すると、外科的手術を行います。手術は、濁った水晶体を吸い出して、人工眼内レンズを挿入します。このとき、水晶体の濁りを取り除くとともに、視力矯正を行うことができます。

最近ではフェムトセカンドレーザーを使って濁った水晶体を事前に細かくし、全自動で水晶体を除去、多焦点眼内レンズを挿入する新しいレーザー白内障手術があり、当院でも実施しております。

従来の治療法よりも精緻な手術が可能な点からいくつかのメリットがありますが、後発白内障、術中に移動時間がかかること、白目の充血・出血、ハロー・グレア、視界のコントラスト低下、緑内障などの方は受けられないことがある、といった注意点もありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

費用については、それぞれ術後3ヶ月間の検診とアフターケアが含まれたプランご用意しております。

  • レーザー白内障手術(多焦点眼内レンズ):両眼176万円(税込み)
  • レーザー白内障手術(単焦点眼内レンズ):両眼77万円(税込み)
  • 白内障手術(多焦点眼内レンズ):両眼137.5万円(税込み)

水晶体が原因の緑内障

緑内障とは、目の奥にある視神経が何らかの原因で障害されることで、視野が狭くなる病気です。眼圧が上がることにより神経が障害されることや、視神経が繊細であるために起こる病気といわれています。治療が遅れると失明することもあり、日本人の中途失明原因のトップにもなっている病気です。

緑内障の症状は、視野が少しずつ狭くなることです。また急に眼圧が上昇する急性緑内障発作が起こると、目の痛みや目のかすみ、充血、頭痛や吐き気が起こり、急激に視野が狭くなっていきます。

緑内障について

原因と治療法

水晶体が原因の場合、白内障を放置することによって緑内障が発症する場合があります。緑内障の基本的な治療は、眼圧を下げることです。一度障害された視神経の回復は望めませんが、早い段階で治療を開始することで、軽度な状態を維持することが可能です。

緑内障は、薬物療法や手術による治療を行います。薬物療法では、眼圧を下げる目薬を点眼します。点眼薬を使用しても症状が進行する場合には、手術による治療を行います。レーザー治療で房水の流出を促したり、線維柱帯の一部を取り除き、房水の逃げ道を作ったりする手術を行います。

緑内障は、発症すると生涯付き合っていかなくてはいけない病気です。早期発見のためにも、定期的に眼科検診を受けましょう。

水晶体脱臼・水晶体編位

水晶体脱臼は、水晶体が元の位置からずれて前房内や硝子体内に落下した状態です。水晶体が完全に脱臼しておらず、一部だけ支えを失って沈んだ場合は、水晶体亜脱臼と呼びます。水晶体編位とは、水晶体脱臼と同じように水晶体が元の位置からずれている方向に編位した状態です。

原因と治療法

水晶体脱臼や水晶体編位は、先天性異常や外傷が原因で起こります。先天性異常ではマルファン症候群、マルケサニ症候群、ホモシスチン尿症などがあり、両目に起こるのが特徴です。

外傷が原因の場合は片目に起こることが多く、眼球の打撲によるものや、水晶体を支えているチン小帯が切れるために起こります。

水晶体編位が軽症の場合には、経過観察を行います。中等度以上の場合には点眼を行い、合併症を予防します。完全に脱臼している場合や白内障、緑内障を合併している場合には、水晶体を取り出し、眼内レンズを挿入する手術を行います。

まとめ

水晶体は、カメラの凸レンズのように外部からの光を屈折させて、目の奥にある網膜に画像を写してピントを調節する役割です。この水晶体は、加齢や合併症、先天性異常などが原因で、白内障・緑内障・水晶体脱臼・水晶体編位などの病気になるケースがあります。

いずれも自力での改善は難しく、薬物療法や手術による治療を行います。早期に治療を開始することで進行を抑えることも可能ですので、定期的に眼科を受診しましょう。

東京・名古屋・大阪・福岡にある先進会眼科では、白内障手術など目の病気における手術を行っております。定期健診や症状が現れ始めている方は、当院へお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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