円錐角膜とは、角膜が円錐状に突出することから乱視や視力低下が起きる病気です。放置すると進行していき、コンタクトレンズによる矯正が不可能になることがあります。
ここでは円錐角膜と診断された場合の車の運転や運転免許の更新は可能なのか、解説いたします。
円錐角膜とは眼の表面にある薄膜「角膜」(眼のレンズにあたる組織)が、円錐状に突出する病気です。
円錐角膜になると角膜に歪みが生じるため、視力低下や乱視が発生します。ものが歪んで見えたり、まぶしさや光に過敏になったりします。
思春期に発症することが多く、10~20年ほどかけて徐々に進行していきます。程度に合わせて、視力回復治療や角膜突出抑制の治療が必要になります。
進行すると著しい視力低下や合併症を引き起こすことがあります。
円錐角膜の原因と治療方法については以下の記事で解説しています。
円錐角膜と診断されても、運転免許の基準となる視力を満たしていれば運転が可能です。
運転免許においては病気発症の有無よりも、運転するのに問題がない視力であることが重要視されます。
円錐角膜は発症初期の軽度な状態でしたら、コンタクトレンズの装着で視力を回復できます。コンタクトレンズでの視力回復によって必要な視力基準を満たせられれば、免許の更新が可能になります。
警視庁より定められている、運転する際に必要となる視力基準は以下になります。
大型自動車 けん引免許を除いた一種免許 大型特殊 自動二輪車 普通仮免許 | ・両眼で0.7以上且つ、片眼が各0.3以上 ・片眼で0.3に満たない、片眼が見えない場合は他眼の視野が左右150度以上で視力が0.7以上であること |
二種免許 中型自動車 大型自動車 けん引車 大型仮免許 | ・両眼で0.8以上且つ、片眼が各0.5以上 |
小型特殊 原付免許 | ・両眼で0.5以上 ・片眼が見えない場合は他眼の視野が左右150度以上で視力が0.5以上であること |
コンタクトレンズの装着を含めて視力基準を満たせない場合は、残念ながら運転や免許の更新はできません。
治療を受けたりコンタクトを作り直してから、更新期間内に再検査を受けることは可能です。
円錐角膜と診断された場合、今後の運転について医師とよく相談しましょう。円錐角膜は進行性の病気であり、重度の視力障害や失明に繋がる可能性もあります。
自己判断の運転だと事故に繋がりかねないため、定期的に検診を受けて医師と視力を確認しながら免許の更新を検討しましょう。
先進会眼科では患者様一人ひとりの症状に合わせた、円錐角膜の治療を取り扱っています。
ハードコンタクトレンズによる矯正から、進行抑制やコンタクトレンズ不耐性の改善を図る手術などを行っています。
運転免許証の取得や更新において視力面で不安がありましたら、一度ご相談ください。
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日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
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