2025年お知らせ

近視は「今」ではなく、「将来」に影響します

近年、お子さまの近視は年々増加傾向にあります。

近視は軽度であっても放置していると高い確率で強度近視へと移行してしまいます。強度近視の場合、緑内障は発症リスクが14倍、網膜剥離は22倍、近視性黄斑症が41倍高まります。そのためお子さまの将来の視力と眼の健康を守るには、早期の対策が重要です。

先進会眼科では、お子さまの将来にわたる健やかな視機能の発達を支えることを医療における重要なテーマのひとつと捉え、その取り組みの一環として、近視の進行を抑える点眼薬「リジュセア®ミニ」の処方を開始いたしました。

この機会に近視についての理解とその対策について意識を高めていただければ幸いです。

お子さまの近視について

お子さまの近視は、眼球の奥行き（眼軸長）が伸びて楕円形になることが主な原因とされています。

特に成長期は眼軸長の伸びが早く、一度伸びた眼軸は元に戻らないため、小児期における近視の進行抑制が非常に重要とされています。

点眼薬「リジュセア®ミニ」について

点眼薬「リジュセア®ミニ」は、眼軸長を伸ばす原因とされる「ムスカリン受容体」に働きかけ、眼軸の伸長を抑えることで、近視の進行を抑える効果が期待されています※。

※参天製薬HP：「日本初となる近視の進行抑制を目的とする点眼剤リジュセア®ミニ点眼液 0.025%（アトロピン硫酸塩点眼液）の国内における製造販売承認を取得」

点眼薬「リジュセア®ミニ」は、参天製薬とシンガポール国立眼科・視覚研究所の共同開発により誕生した、防腐剤フリー・1回使い切りタイプの点眼薬です。
毎日1回、就寝前の点眼を続けることで、お子さまの近視抑制に対して安全にサポートします。

保護者の皆さまへ

近視は単に「見づらくなる」だけではなく、将来の視力や眼の健康リスクにも関わる大きなテーマです。
お子さまの一生の視力を守るために、今できる予防的ケアを一緒に考えてみませんか。
ご不安な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

治療概要

対象年齢： 5歳以上の軽度〜中等度近視のお子さま
条　　件： 医師の診察により適応と判断され、定期的な検査・通院が可能な方
用法用量： 1日1回、就寝前に1滴点眼
価　　格： 4,380円（税込）／30本（1か月分）
※自由診療（保険適用外）となります。処方には別途、検査・診察が必要です。