飛蚊症とは?
「視界にモヤがちらつく」「糸くずが浮かんで見える」とお悩みの声をよく耳にします。
飛蚊症とは
ある時ふっと目の前を横切る小さな黒い影。あー、蚊だ!と思って手で払いのけてしまう、でも何もいない。誰でも一度は感じた事もあるのではないでしょうか。この症状は飛蚊症と呼ばれています。
ここでは飛蚊症の概要について詳しく解説します。
飛蚊症の読み方
読み方は「ひぶんしょう」です。飛蚊症は病気の名前ではありません。症状の名前です。目の前を蚊が飛んでいるような症状が出るのでそのまま「飛蚊症」という名称になっています。
飛蚊症の症状と原因
飛蚊症の症状は、白い壁や青い空などを見たときに気づきやすくなります。疾病ではない事が大半ではありますが、まれに眼科疾病の初発症状のことがあります。
飛蚊症の原因は、目の中にある硝子体(しょうしたい)という卵の白身みたいなものが眼球の壁から分離することです。その中にあるコラーゲン繊維の偏りによって薄い浮遊物が白身の中に生じて、それが影絵のように網膜に投影されて起こります。
飛蚊症は加齢によってどんな人にでも起こりうる症状ですが、網膜裂孔や網膜剥離、硝子体出血などなどいろんな病気のサインのこともあります。
飛蚊症の治療
飛蚊症になると、ものを見る中心近くに浮遊するので視界に入りやや鬱陶しく感じられるでしょう。
ここでは飛蚊症の治療について詳しく解説します。
飛蚊症の治療方法
日進月歩の医療の進化により、現在では飛蚊症のいくつかの治療方法が考えられています。
1つは組織を蒸散することができるレーザーでその濁りの本体を砕いて薄くする方法、レーザービトレオライシスと言う画期的な治療です。痛みはなく5分~10分間程度の施術で症状を軽減できることがあります。
しかし、最新レーザー機器はどこの眼科にも設置されているものではありません。使用にあたってはトレーニングを受講する必要があり、患者の本当に困っている浮遊物はどこかを見極めながら行う治療となっています。
飛蚊症の治療は保険の適用外
飛蚊症は保険診療下では病気とは考えられておらず、今の日本の現状では保険診療にはあたりませんので注意しておきましょう。
まとめ
飛蚊症は、黒い影が視界に浮かぶ症状で、加齢による硝子体の変化が主な原因です。多くは無害ですが、網膜剥離などの病気の兆候もあります。治療法の「レーザービトレオライシス」は保険適用外で、専門設備が必要です。
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日本眼科学会認定眼科専門医 医学博士