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先進会眼科コラム

目脂はなぜできる?仕組みや異常時に考えられる病気・対処法を紹介

目脂はなぜできる?仕組みや異常時に考えられる病気・対処法を紹介

朝起きると目にべったりと付いている目脂。目脂には主に2つの働きがあり、目の健康には欠かせない存在です。また、目の健康を示してくれるバロメーターにもなっており、目脂の症状から、病気を疑うこともできます。

今回は目脂とはどのようなものか、目脂ができる仕組みを解説します。さらに、目脂の症状別で考えられる病気や、目脂が出たときの対象法なども併せて紹介します。

目脂とは

目脂とは

目脂(めやに)とは、医学用語では「眼脂(がんし)」と呼びます。目脂は皮膚の垢のようなもので、粘度があったり乾いて固まったりした見た目をしているのが特徴です。

目脂が出るのは生理現象の産物のため、目頭や目尻に少量出るのは特に心配はいりません。正常な目脂の色は、白や黒で、少量です。しかし、黄色や粘り気がある、量が多いなどいつもと違う場合は目に何らかの異常が起きている状態である可能性があります。

目脂ができる仕組み

目脂ができる仕組み

目脂は主に「代謝活動」によるものと「免疫反応」によるものに分けられます。それぞれの目脂ができる仕組みを解説します。

代謝活動

代謝活動でできる目脂は、目のゴミを包んで外に出すことで産生されます。このときの目脂の中には、代謝されてできた角膜や、結膜から落ちた古い細胞などが含まれています。

免疫反応

免疫反応でできる目脂は、細菌やウイルス、ほこり、アレルゲンなどの異物が目に侵入したことにより産生されます。

これは、代謝活動でできる目脂とは異なり、白血球によって取り込まれて分解された異物が、体外に排出された残骸です。この目脂の中には、細菌やウイルスや、細菌と闘った白血球が含まれています。

異物の種類により、粘り気のあるものや色が付いたもの、量が増えるなど目脂の状態は異なります。

目脂の症状別!考えられる病気

目脂の症状別!考えられる病気

目脂の症状はさまざまで、症状から病気の可能性を疑うことができます。

ただし、原因を特定することはできません。量が多かったり粘り気があったりした場合は眼科専門医に相談し、診察を受けましょう。

目脂が大量である

目脂が大量に出るのは、結膜炎・先天性鼻涙管閉塞・慢性涙嚢炎・逆さまつ毛・コンタクトレンズ・風邪などが原因で起こっている可能性があります。目脂が大量に出るときは、目脂に粘性があるか、色が付いているかどうかも確認しましょう。

  • 結膜炎
    結膜炎は、まぶたと白目の裏側を覆っている結膜が、充血して炎症を起こす病気です。粘り気のある黄色い目脂が増えるほか、目が赤く充血するのが特徴です。また炎症により、光に敏感になってチカチカしたり眩しく感じたりすることもあります。
  • 先天性鼻涙管閉塞
    目から鼻にかけて伸びる涙の通り道(鼻涙管)が閉塞した状態です。鼻涙管が閉塞すると、涙が鼻に流れていかなくなるため、目に涙がたまってしまい、目脂が増えたり感染を引き起こしたりする可能性があります。
  • 慢性涙嚢炎
    慢性涙嚢炎は、涙嚢内で病原微生物が繁殖することで、ネバネバとした目脂が大量に出たり膿がたまったりすることで、涙嚢とその周辺組織が炎症を起こす病気です。原因菌は、ブドウ球菌・肺炎球菌・レンサ球菌・緑膿菌・インフルエンザ球菌・嫌気性菌・真菌など数多くあります。

目脂がネバネバと糸状である

ネバネバとした糸を引く目脂は、アレルギー性の結膜炎や花粉症などの症状です。

アレルギー性結膜炎は、アレルゲンによって引き起こされる免疫反応で起こる結膜炎です。花粉症で起こる目の炎症は、このアレルギー性結膜炎に分類されます。原因は、ダニやほこりなどのハウスダスト、スギやヒノキなどの花粉がよく知られています。症状は目のかゆみ、充血、ネバネバした目脂が特徴です。

目脂が白っぽい

白っぽい目脂でネバネバと糸を引くものは、ウイルス性結膜炎の可能性があります。ウイルス性の結膜炎は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌などの細菌・ウイルスが原因で起こります。

黄色ブドウ球菌は本来、体の中にもいるありふれた常在菌です。しかし、抵抗力が弱まっていると感染して、目以外にもさまざまな症状が現れます。

流行性角結膜炎も白い目脂が起こることがあります。流行性角結膜炎は、アデノウイルスにより起こるのが特徴で、目脂や涙を介して接触感染します。潜伏期間は1~2週間程度で、充血や目脂が急に発生し、まぶたの腫れやリンパの腫れなどの症状が現れるのが特徴です。

また、アレルギー性結膜炎や細菌性結膜炎でも白い目脂が起こる場合があります。

目脂が黄緑色である

黄緑色の目脂が出るときは、細菌性結膜炎の可能性があります。細菌性結膜炎は、黄色ブドウ球菌や肺炎球菌などの細菌が原因で感染することで起こります。

黄色ブドウ球菌は、大人の結膜炎でよく見られるのが特徴で、時に入院している高齢者やステロイドを使っている人から検出されることもあります。肺炎球菌は乳児期や学校で感染しやすく、冬に見られやすいのも特徴です。通常は点眼により1週間程度で改善します。

目脂が水状である

水状の目脂は、結膜炎・先天性鼻涙管閉塞・慢性涙嚢炎・逆さまつ毛・コンタクトレンズ・風邪などで起こります。目脂は本来さらっとしており、乾くことで固くなります。そのため、無色で量が少なければ経過観察で問題ありません。

しかし、色が付いていたり粘り気がある場合は、何らかの炎症が起きている可能性があります。その場合は、目が充血していないかも併せて確認しましょう。

目脂が出た場合の対処法

目脂が出た場合の対処法

本来、目脂は生理現象のため、産生されるのが普通です。しかし、量が増える、粘性が増す、色が付くなどが見受けられると何らかの炎症が起きていると考えて良いでしょう。

まずは市販の目薬を使用し、目を清潔に保ちましょう。それでも改善が見られない場合は医師の診察を受けましょう。

目脂に関するよくある質問

目脂に関するよくある質問

目に炎症が起きていると、目脂のケアも慎重になってしまうでしょう。ここでは、目脂に関してよくある質問をまとめました。

目脂の適切な取り方とは?

目脂は、時間経過とともに水分が蒸発して固くなり、取りにくくなります。無理に除去しようとはせず、濡れたタオルやウエットティッシュなどでふやかして除去しましょう。また、目の周辺の皮膚はやわらかいため、力を入れ過ぎないようにすることが大切です。

いつもと違う目脂には、細菌やウイルスが含まれている可能性があります。その場合は、清潔な綿棒やガーゼなどを使用し、使い回しせずに処分しましょう。

目脂がいつもと異なる場合に考えられる病気とは?

目脂がいつもと違う場合には、結膜炎や角膜炎、花粉症などの病気が考えられます。また先ほど説明した、症状別の病気も考えられます。

ただし、目脂の症状だけで、目の病気を断言することはできません。気になる場合や症状が長く続く場合は、医師に相談しましょう。

受診が必要な目脂の目安とは?

いつもと違う目脂が続いたり、市販の目薬を使用したりしても改善しないときは、眼科を受診しましょう。

また、炎症が起きているときに、清涼感のある成分が入った目薬は、目に負担をかける恐れもあります。目薬を使用したいけれど、どれを選べばいいかわからないときも受診すると良いでしょう。

まとめ

目脂は生理的な現象で、涙と同じく、目のゴミを体外に排出するために必要な機能です。

目脂は、目の健康のバロメーターにもなっており、目脂の症状から病気を疑うこともできます。今回紹介した症状を参考に、症状が長く続く場合は、眼科を受診し医師の診察を受けましょう。

先進会眼科では、一般保険診療も随時受け付けています。電話だけでなくWebやLINEからでもご予約できますので、お気軽にお問い合わせください。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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