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先進会眼科コラム

網膜前膜の手術費用相場|手術内容やリスクにも徹底解説

網膜前膜の手術費用相場|手術内容やリスクにも徹底解説

網膜前膜は、主に加齢に伴って起こる網膜の病気です。健康診断などで偶然見つかることも多く、適切な治療法がわからない、また治療費の目安がわからないという方からの相談が増えています。

今回は特に網膜前膜の手術費用が知りたいとお考えの方に向けて、そもそも網膜前膜とは何か、網膜前膜の原因と症状、そして網膜前膜の治療法、特に手術の方法や成功率、リスクと手術の費用について簡単に解説します。

網膜前膜とは

網膜前膜とは、網膜の中心にある黄斑の表面にセロハンのような半透明の薄い膜ができる病気です。網膜上膜、黄斑上膜、黄斑前膜、セロファン黄斑症、黄斑パッカーなどともよばれています。

光を感じて物を見る役割を果たす黄斑の前に薄い膜が張るので、視野がかすみます。病気が進行して膜が縮んでくると、網膜自体にもシワがよるため、視力が低下したり、ものが歪んで見えたりします。

網膜の病気の中では多いもののひとつであり、40歳以上ではおよそ5%の人に発症するとされています。高齢者のほか、強度近視のある方や女性が発症しやすいとされています。

網膜前膜の手術費用

先進会眼科での網膜前膜の手術(硝子体手術)の費用は以下の通りとなっています。

  • 硝子体顕微鏡下離断術
    片眼:約150,000円[保険適応:3割負担]
    片眼:約18,000円[保険適応:1割負担]
  • 眼内内視鏡硝子体切除術
    片眼:約150,000円[保険適応:3割負担]
    片眼:約18,000円[保険適応:1割負担]

網膜前膜の手術は健康保険適用可能

網膜前膜の手術は、健康保険の適応となります。手術費用はもちろんのこと、治療に必要な薬や病気に対する定期検診の費用なども含め、健康保険の範囲内となります。

健康保険の適応となるものに関しては、年齢や収入などで決められた負担割合(基本的には1〜3割)に沿って、自己負担額が決まります。

ちなみに、同じ眼科の手術でも、二重瞼や近視の手術には健康保険が適応されません。また健康診断や人間ドックも健康保険の適応とならないので、注意が必要です。

高額療養費制度を利用できる

網膜前膜は健康保険の適応となる病気であるため、もちろん高額療養費制度も利用が可能です。高額療養費制度とは、1ヶ月間に窓口で支払った医療費が一定の額(上限額)を超えた場合、上限額を超えた分が戻ってくる制度です。

医療費の負担が重くなりすぎないように作られた制度であり、上限額は年齢や収入によって異なります。詳しくは、お住まいの市区町村にお問い合わせください。

高額療養費制度でカバーされる費用は、手術費用の自己負担額に加え、同じ病気に関わる他院の医療費や調剤薬局の支払額1ヶ月分の合計額が対象となります。市区町村に申請の際、領収書が必要となりますので保管しておきましょう。

網膜前膜の症状

網膜前膜の初期には自覚症状がないことがほとんどであり、健康診断や他の眼の病気の定期検診などで偶然発見されることも珍しくありません。

病気が進行すると、膜が厚くなって縮むため、網膜にシワがよります。網膜はカメラでいうフィルムの役割を果たしており、網膜にシワがよることで、物が歪んで見えたり大きく見えたりする変視症や視力の低下が起こります。

後部硝子体剥離が起きると、黒いゴミや糸くずのようなものが飛んで見える「飛蚊症」が現れることもあります。

網膜前膜が原因で失明することは、基本的にはありません。ただし日本人の失明の原因の第一位である緑内障と合併することも多いため、定期的な眼科検診を受けることをおすすめします。

特発性の場合には病気の進行が非常にゆっくりであることが多く、数年から10数年をかけてゆっくりと進行していきます。続発性のものは、特発性よりも進行が早いことが多いです。

網膜前膜が起こる原因

網膜前膜が起こる原因は、「特発性(または突発性)」と「続発性」に分けられます。「特発性」は、加齢に伴う生理現象である「後部硝子体剥離(こうぶしょうしたいはくり)」が主な原因です。

50~70歳代に見つかるものの多くは「特発性」であり、加齢が原因で自然に起こるものなので、有効な予防策はありません。

硝子体は、水晶体と網膜の間の空間を満たす無色透明なゼリー状の物質です。若い頃は、硝子体と黄斑は網膜とピッタリくっついています。硝子体は加齢とともに少しずつ液体に変化し、網膜から剥がれます。

この現象を「後部硝子体剥離」といいます。後部硝子体剥離が起きたときに、綺麗に剥がれきれず黄斑にわずかに残った硝子体を核として、薄い膜ができることがあります。これが網膜前膜です。

「続発性」の網膜前膜は、網膜剥離や網膜裂孔など網膜の病気やその手術後、ぶどう膜炎などの炎症を起こす病気、眼球の外傷(ケガ)などに伴って生じます。

網膜前膜の治療方法

網膜前膜の基本的な治療方法は、手術です。残念ながら、点眼や飲み薬で網膜前膜に有効なものはありません。

網膜前膜が自然に網膜からはがれて良くなることがまれにありますが、放置して自然と良くなるのは全体の5%くらいと言われています。ほとんどの場合は、ゆっくりと病気が進行していきます。

自覚症状が軽い場合には、経過観察を行います。病気が進行し、ものの歪みが強くなる、視力が低下するといった症状で日常生活に支障が出るようであれば、硝子体手術を行います。

網膜前膜の手術

網膜前膜の手術は、「25ゲージ硝子体手術」と呼ばれるものです。網膜前膜と網膜の前にある後部硝子体を手術で切除します。その後、網膜前膜と内境界膜をはがします。

周りに穴が開いている場合は、レーザーで光凝固を行います。眼球専用のごく細い器具やレーザーを使用するため、縫合の必要はありません。

手術時間・入院期間

手術時間は症状や合併症により異なります。通常の硝子体手術で約20分、白内障手術などが加わると30〜40分程度です。

先進会眼科では、すべての患者さまに日帰りでの硝子体手術を実施しています。

これは手術時の傷をできる限り小さくすることが可能な新しい硝子体手術機器を使用し、小切開硝子体手術MIVS(Microincision Vitreous Surgery)を実施しているからこそできることであり、全身への影響に配慮された手術方法です。

手術の成功率

手術の成功率は、手術する時期によっても異なります。視力が0.6前後の段階で手術をすると、術後2〜3ヶ月ほどで視力は正常まで戻ります。現在の手術方法では、手術後に症状が再発することはほとんどありません。

病気が進行して視力が0.4程度まで落ちた段階で手術をしても、手術自体は成功しても視力が戻らないことがあります。また、網膜にシワがよったり穴が開いたりして視界に歪みが出てしまった場合は、歪みをきれいに取ることは困難です。

網膜前膜手術におけるリスク

網膜前膜手術で多い合併症は、白内障です。また一般的に、硝子体手術の後は白内障の進行が速くなると言われています。そのため多くの場合は、白内障の手術も同時に行います。

また、まれではありますが、眼内炎や駆逐性出血、増殖硝子体網膜症などの重篤な合併症が起こることがあり得ます。この場合は、術前よりも視力が低下したり、失明に至る可能性もゼロではありません。

まとめ

以上、網膜前膜について簡単に解説いたしました。網膜前膜の治療は硝子体手術であり、早期に手術をすることで、良好な視力を回復することが見込めます。時期を逸すると、せっかく手術をしたのに視力が戻らないということも起こり得ます。

先進会眼科では、新しい機器を利用して、安全な硝子体手術を日帰りで実施しております。網膜前膜と診断されてお困りの方、また手術を勧められているが入院はできないとお悩みの方は、ぜひ一度当院へご相談ください。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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