お気に入りに追加する
フリーダイヤル0120-049-113
    平日10:00~19:00 /日祝10:00~18:00
english English 新型コロナ対応施策
背景色

円錐角膜で利用できる補助金|補助金の内容や申請方法を紹介

円錐角膜で利用できる補助金|補助金の内容や申請方法を紹介

円錐角膜と診断されて、今後の医療費など、お金について不安をお持ちの方も多いと思います。

今回は、円錐角膜になった場合に受けられる補助金の内容や申請方法が知りたいという方に向けて、円錐角膜になった場合に受けられる補助金は何かあるのか、また補助金を受けられる場合の申請方法を簡単にご説明いたします。

補助金の請求はちょっとわかりにくいところもありますので、この記事を何度も読み返してみましょう。

円錐角膜とは

円錐角膜とは、黒目の上にある角膜の中央部分が薄くなり、角膜が前の方に飛び出る生まれつきの病気です。

角膜は、5層構造(角膜上皮細胞・ボーマン膜・角膜実質・デスメ膜・角膜内皮細胞)の透明な膜です。正常な角膜の厚さはおよそ0.5ミリ程度です。眼の中にあるコラーゲンを溶かす酵素(コラゲナーゼ)が、何らかの原因で角膜の繊維(コラーゲン)を溶かしてしまうことで、角膜が薄くなります。薄くなった角膜が中からの圧力に負けて前方へ出っ張ることで、角膜の形が正しいアーチ型から歪んでしまい、視力低下などの症状が現れます。

思春期に発症することが多く、症状は10年以上かけてゆっくりと進行していきます。30歳を過ぎる頃から進行が止まることが多いといわれていますが、これには個人差があり、40歳前後まで症状が進行することもよくあります。 日本での発病率は、約1万人に1人程度です。男女比はおよそ3:1と男性に多い病気です。

円錐角膜については下記のページもご覧ください。

先進会眼科|円錐角膜治療

円錐角膜の症状

円錐角膜の主な症状は、乱視です。角膜がゆがむことで光が正しくない方向へ屈折し、乱視となります。その結果、視力が低下していったり、ものが歪んで見えたりします。症状は、10年以上かけてゆっくりと進行していきます。症状は両方の目に等しく出るというわけではなく、左右差があることも多いです。

円錐角膜による乱視は、角膜が歪んだ円錐形となるために光の屈折が大きく乱れることによって起こる不正乱視であり、眼鏡では完全に矯正することができません。中等症くらいまでは特殊なハードコンタクトレンズでの視力矯正が可能ですが、重度になると、ハードコンタクトレンズを使っても視力の矯正が難しくなります。

円錐角膜の原因

円錐角膜の原因はよくわかっていません。家族内で発症することもありますが、遺伝性であるケースは約6%程度といわれています。 特定の結合組織疾患(エーラス-ダンロス症候群,マルファン症候群,骨形成不全症など)やダウン症候群、視覚異常を伴う先天性疾患(レーベル遺伝性視神経症,未熟児網膜症 ,無虹彩症など)、閉塞性睡眠時無呼吸症候群などとの合併が知られています。思春期以降の発症が多いことから、性ホルモンと関係があるという説も有力です。

円錐角膜と関係が深いのが、アトピー性皮膚炎を含むアトピー性疾患です。アトピー性皮膚炎の患者さんの0.5%程度に円錐角膜が見られます。一般の人と比べ10倍以上高い発症率です。目をよくこするなどの物理的な刺激も、円錐角膜の原因となるとされています。

円錐角膜は指定難病ではない

2021年10月現在、円錐角膜は指定難病ではありません。

そもそも難病とは、平成26年5月に成立した法律において、「発病の機構が明らかでなく、かつ、治療方法が確立していない希少な疾病であって、当該疾病にかかることにより長期にわたり療養を必要とすることとなるもの」(難病の患者に対する医療等に関する法律 第1条)と規定されています。

指定難病は、難病の条件に加えて、患者数が本邦において一定の人数(人口の約0.1%程度)に達しないこと、客観的な診断基準(またはそれに準ずるもの)が成立していること、という2条件を満たす必要があります。この条件を満たす病気は指定難病として、医療費助成の対象となります。

円錐角膜で利用できる補助金

2021年10月現在、円錐角膜で利用できる全国共通の補助金はありません。ただし、一部の市区町村では難病疾患療養費補助金制度として、3カ月や半年ごとに数千円から1万円ほどの見舞金が支給されていましたが、難病法改正で指定難病数が増えていることなどから廃止を決めた市区町村も多いです。詳しくはお住まいの市区町村にお問い合わせください。

2015年7月から障害者総合支援法の対象疾患となったことにより、条件を満たす場合にコンタクトレンズが補装具として支給されることがあります。支給対象となるかどうかの判断は、お住まいの自治体によって異なります。申請に当たっては医師の意見書などが必要となりますので、申請をお考えの方は、まずは主治医の先生とよく相談することをおすすめします。

障害者総合支援法について

障害者総合支援法は、障害のある方の日常生活又は社会生活を支援するために平成25年4月1日に制定された法律です。各種障害福祉サービスや地域生活支援事業を利用することができます。

障害者総合支援法に該当する人

障害者総合支援法に該当する人は、同法第4条によると、身体障害者手帳を持っている人に加えて「治療方法が確立していない疾病その他の特殊の疾病で あって政令で定めるものによる障害の程度が厚生労働大臣が定める程度である者であって18歳以上であるもの」が含まれています。

つまり、身体障害者手帳を取得できなくても、調査の結果、サービスの必要度が高いと判断されれば、さまざまな障害福祉サービスを無料(収入によっては低額)で受けることができる可能性があります。

障害者総合支援法で受けられるサービス

障害者総合支援法で受けられるサービスは、大きく分けて介護給付、訓練等給付、自立支援医療、補装具に分けられます。

このうち円錐角膜の方に関係の深い項目は、補装具費の支給です。補装具とは「障害者等の身体機能を補完し、又は代替し、かつ、長期間に わたり継続して使用されるもの等。義肢、装具、車いす等」のことを指します。補装具費の支給決定は、本人からの申請に基づき、市区町村が行います。

障害者総合支援法の申請方法

障害者総合支援法に基づくサービスを受けたい方は、まず市区町村の窓口で申請を行います。介護給付を希望する方は、障害支援区分の認定が必要です。

補装具費の支給については、申請を受けた市区町村から医療機関へ意見書・判定書の作成を依頼します。作成された意見書・判定書をもとに、支給するかどうかを市区町村が決定します。支給が決定した場合は、申請者と補装具製作者が契約を結び、医療機関の指導の元で補装具が製作されます。

補装具については、生活保護受給世帯・低所得(市町村民税非課税世帯)は無料となります。それ以外の世帯の方は負担上限月額が37、200円となります。障害福祉サービスと介護保険法に基づく居宅サーヒビス等に関わる利用者負担と補装具に係る利用者負担は合算されて上限が計算されます。なお、世帯の中に市町村民税所得割額が46万円以上の方がいる場合には、公費負担の対象外となりますのでご注意ください。

円錐角膜治療の費用

先進会眼科における円錐角膜治療の費用は以下の通りとなっております。

  • 角膜クロスリンキング
    片眼:165,000円(税込) 両眼:330,000円(税込)
  • 角膜内リング
    片眼:539,000円(税込) 両眼:1,078,000円(税込)
    角膜内リングは発注時に片眼につき前金5万円をお預かりします。発注後のキャンセルはできません。
  • フェムトレーザー角膜移植
    片眼:1,100,000円(税込) 両眼:2,200,000円(税込)

いずれの治療も、健康保険適応外(自費診療)となります。手術後の検診と点眼薬は3か月間無料です。

以下、それぞれの治療について簡単な説明を記載させていただきます。

角膜クロスリンキングは、リボフラビン点眼と長波長紫外線を用いた方法です。

角膜内リングに似ている点もありますが、術後に注意すべきことは下記の通りです。

  • 手術後1週間ほどの異物感、しみる感じ、痛み、ぼやける、見えにくいこと
  • 光が少しにじんで見えることやまぶしいこと、見え方が変わること、術後1ヵ月ぐらい近視化した後に遠視化すること、感染症、乱視、矯正視力の低下、角膜内皮細胞の障害、角膜混濁などの可能性
  • 視力低下や見え方の歪みの改善は難しいこと

アトピーやアレルギー体質などで目を頻繁にこする癖のある方は、角膜クロスリンキングを施行しても円錐角膜が進行することがあり、注意が必要です。

進行予防効果は期待できますが、中には再進行や無効例の報告があります。

角膜内リングは2つのリングを用いて角膜の形状を矯正する方法です。

注意すべきこととしては、

  • 乱視や近視を減らすことが期待できても裸眼で生活できるようにはならないこと
  • 術後視力が安定するまで約1か月かかること
  • 夜間光が滲んで見えること、見え方の質の低下、感染症、眼圧上昇、乱視の可能性があること

挿入したリングで矯正不足や痛みがある場合はリングの除去や交換をすることもあり、眼を擦ることでリングの位置が移動する合併症が起こる可能性もあります。

角膜に個人差があるため、角膜内リングの効果にも個人差があります。

フェムトレーザー角膜移植はレーザーを用いた角膜移植のことで、国内ドナーであれば保険適用、海外ドナーなら保険適用外となります。

医療機関によっては採用している方法が一方だけであることもあり、また、どちらも特徴が異なりますので、受ける際は医師に詳しい説明を受けましょう。

注意点としては、多少の乱視、拒絶反応、眼圧上昇や緑内障、眼底疾患(眼内出血・眼底出血など)、感染症、角膜潰瘍、角膜上皮欠損、耐性菌による疾患、移植片不全、免疫抑制剤の副作用、抜糸後の癒着が不十分なこと、眼球の打撲等による創口が開くこと等の可能性があります。

もし角膜移植を受ける場合は、信頼できる医師から詳しい説明を受けましょう。

上記に限らず、眼の手術全般に言えることですが、失明につながる可能性もゼロとは言い切れません。

円錐角膜や費用については下記のページもご覧ください。

先進会眼科|円錐角膜治療

まとめ

以上、円錐角膜とは何か、円錐角膜の原因と症状、円錐角膜の治療費用などとともに、円錐角膜で使える補助金や、障害者総合支援法について簡単に解説いたしました。

円錐角膜の治療についてお悩みの方は、ぜひ一度先進会眼科で相談してみてください。費用面や患者様の状態を考慮した上で適切な治療を一緒に検討いたします。

検査の
申し込みはこちら
お電話での申し込みはこちら 0120-049-113
10:00~19:00(日・祝 10:00~18:00)
休業日/年末年始
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

シェアする: