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先進会眼科コラム

緑内障の種類|タイプごとの症状や治療方法を解説

緑内障の種類|タイプごとの症状や治療方法を解説

一口に「緑内障」といっても実はいくつかの種類があります。そしてその種類ごとに、症状や治療のポイント、また気をつけたい点が異なります。

今回は、緑内障についてもっと詳しく知りたいとお考えの方に、緑内障の種類とその症状をわかりやすくまとめました。また一般的な緑内障の診断および治療方法についても簡単にご説明いたします。

緑内障とは|症状や原因、治療方法について解説

緑内障の種類と症状

緑内障の種類と症状

緑内障は、目や身体の病気、薬、目の怪我などが原因となって眼圧が上がる続発緑内障と、眼圧が上がる他の病気や原因がない原発緑内障、そして生まれつき目に異常があって発症する小児緑内障(以前は発達緑内障と呼ばれていたもの)の3種類に大きく分けることができます。

日本人の緑内障の多くは、原発性緑内障の中の原発開放隅角緑内障で、特に眼圧が正常な正常眼圧緑内障が多いと言われています。沖縄地方では原発閉塞隅角緑内障の頻度が高いなど、緑内障の種類には地域差があるようです。

原発緑内障

原発緑内障は、房水の出口である隅角(ぐうかく)が狭い閉塞隅角緑内障と、隅角が開いている開放隅角緑内障があります。

原発性開放隅角緑内障には、眼圧が正常範囲よりも高い本来の意味での原発開放隅角緑内障と、眼圧が正常である正常眼圧緑内障が含まれます。ちなみに、眼圧が正常値よりも高いものの視神経や視野に障害を認めないものを、高眼圧症として区別しています。

原発開放隅角緑内障

原発開放隅角緑内障は、隅角は広いものの、その先の繊維柱帯が目詰まりすることによって房水が流れにくくなり、視神経が徐々に障害される病気です。40歳以上の日本人の4%がこの病気であるとされています。高齢者、また近視の人に多いです。放置しておくとついには視野がほとんど欠け、失明することもあります。

ただし進行は非常にゆっくりであることが多いため、焦らずに治療を続けることが重要です。治療の基本は点眼薬による薬物治療です。

原発開放隅角緑内障(広義)は、眼圧が正常眼圧より高い(21mmHg以上)原発開放隅角緑内障(狭義)と、眼圧が正常範囲にある正常眼圧緑内障を含みます。

正常眼圧緑内障には眼圧以外の危険因子が関与しているため、全身疾患、特に循環器系疾患、糖尿病など血流が悪くなるような病気がないか確認が必要です。また脳腫瘍など、視野障害をきたすような頭蓋内の疾患がないかのチェックも必要に応じて行います。

原発閉塞隅角緑内障

閉塞隅角緑内障は、房水の出口である隅角が閉塞するために、眼圧が上がる病気です。40歳以上の女性に多く、遠視の人がかかりやすいとされています。薬物療法に加え、レーザー治療や手術治療の適応になることが多いです。

このタイプの方は、急激に眼圧が上がることがあります(急性緑内障発作)。治療が遅れると短期間で失明に至ることもあるので、緊急の対応が必要となります。普段からしっかりと治療を行い、眼圧を下げておくことが重要です。

続発緑内障

続発緑内障は、他の病気や薬の影響で眼圧が高くなったことで、緑内障を発症したものです。具体的には、糖尿病や白内障、ぶどう膜炎などや外傷性の病気が挙げられます。他にも、花粉症などで処方されるステロイド薬を長期的に点眼することで眼圧が上昇する可能性もあります。

続発緑内障も、原発緑内障と同様に、眼圧が上がる原因によって続発開放隅角緑内障と続発閉塞隅角緑内障の2つに分類されます。

続発緑内障の場合は、原因となる病気(原疾患)の治療が可能な場合は原疾患の治療が優先されます。原疾患の治療ができない、または困難な場合は、原発緑内障と同様に薬物治療、レーザー治療、手術治療を行います。

続発開放隅角緑内障

続発開放隅角緑内障は、原発開放隅角緑内障と同様、隅角の閉塞がないのに眼圧が上がって起こる緑内障です。眼圧の上がる原因となっている場所(房水流出抵抗の主座)によって、下のように3つに分けられます。

  • 線維柱帯と前房の間:血管新生(開放隅角期)、異色性虹彩毛様体炎、前房内上皮増殖など
  • 線維柱帯:ステロイド、落屑物質、アミロイド、ぶどう膜炎、水晶体物質、外傷、眼科手術(白内障手術・硝子体手術・角膜移植など)、眼内異物、眼内腫瘍、Schwartz 症候群、虹彩色素など
  • Schlemm管より後方:上強膜静脈・上眼静脈圧亢進など

続発閉塞隅角緑内障

続発閉塞隅角緑内障は、原発閉塞隅角緑内障と同様、隅角が閉塞していることによって眼圧が上がって起こる緑内障です。隅角が閉塞した原因によって、下のように大きく4つに分けられます。

  • 瞳孔ブロックによる隅角閉塞:膨隆水晶体、水晶体脱臼、小眼球症、虹彩後癒着による膨隆虹彩など
  • 瞳孔ブロック以外の原因による虹彩-水晶体の前方移動による直接隅角閉塞:膨隆水晶体や水晶体脱臼など
  • 水晶体より後方に存在する組織の前方移動による隅角閉塞:小眼球症、汎網膜光凝固後、眼内腫瘍、後部強膜炎、ぶどう膜炎(フォークト・小柳・原田病など)による毛様体脈絡膜剥離、悪性緑内障、眼内充填物質、大量の眼内出血、未熟児網膜症など
  • 前房深度に無関係に生じる周辺前癒着による隅角閉塞:血管新生(閉塞隅角期)、虹彩角膜内皮(ICE)症候群、ぶどう膜炎、手術、外傷など

小児緑内障

小児緑内障とは、小児期に発症した病態に起因する緑内障のことです。生まれた直後や生後早期から発症するケースと、小児期は特徴的な症状が出にくく成長と共に徐々に発症するケースがあります。

いずれにせよ、小児緑内障はお子さんに重い視力障害を残すことがある病気です。できるだけ早く発見し、適切な診断および治療を受ける必要があります。

小児緑内障も、成人と同様に原発小児緑内障と続発小児緑内障に分けることができます。

原発小児緑内障

原発小児緑内障は、強度の隅角形成異常によって生まれた直後または生後早期から眼圧が高いことによって牛眼など眼球拡大を生じる原発先天緑内障と、軽度の隅角形成異常のため眼球拡大を来たさず発症の遅れる若年開放隅角緑内障に大きく分けられます。

原発先天緑内障の症状には牛眼の他に、涙が多い、光を極端にまぶしく感じる羞明(しゅうめい)、眼瞼けいれん、黒目が白く濁る角膜混濁、黒目が大きくなる角膜系拡大などの特徴的な症状が見られます。生まれつきの構造異常のため、薬物療法が効きにくく早期の手術が必要となる病気です。お子さんにこれらの症状がある場合は、できるだけ早く眼科を受診しましょう。

若年開放隅角緑内障の場合は、眼球の拡大などの特徴的な症状がなく、自覚症状もないことがほとんどです。偶然見つかった場合には、成人の緑内障と同様に、薬物療法を行います。

続発小児緑内障

続発小児緑内障は、生まれつきの原因(先天要因)に関連した緑内障と、生まれた時には緑内障ではなく、生まれた後の原因(後天要因)によって発症した緑内障により細かく分類されます。

先天要因としては、先天眼形成異常(虹彩や角膜の異常など)に関連した緑内障と、先天性の全身性の病気に関連した緑内障があります。緑内障の原因となる先天性疾患としては、ダウン症候群や各種の代謝異常、Sturge-Weber症候群などがあります。

後天要因としては、外傷、ステロイド、ぶどう膜炎、未熟児網膜症などによる緑内障があります。この中でも頻度が高い、白内障手術後に発症する緑内障を、白内障術後の緑内障(glaucoma following cataract surgery)として区別しています。

緑内障の診断基準

緑内障の診断基準

緑内障の共通した診断基準は、特徴的な視神経乳頭および網膜神経繊維層の変化、さらにそれと合致した視野異常を認めることです。これに加えて、開放隅角緑内障の場合は、隅角が閉塞していないことなど、各緑内障の特性に合わせた基準が定められています。

緑内障の原因|初期症状やなりやすい人の特徴、予防方法も解説

緑内障の治療方法

緑内障の治療方法

緑内障に対し現在効果があると確認されている唯一の治療は、眼圧を下げることです。ただし、一度障害されてしまった視神経は、基本的には元に戻ることがありません。

緑内障の治療目標は、失明に至る視神経の障害の進行を防ぎ、現在の状態を維持することです。緑内障を早期に発見し、まだ視神経の障害が軽いうちに治療を開始できれば、ほとんど自覚症状が無い状態を維持することも可能です。

眼圧を下げるためには、薬物療法が基本となります。薬物療法では眼圧の下がりが悪い場合など、必要があればレーザー治療や手術療法を行うことがあります。

緑内障の治療方法|治療で治るのか、失明の可能性についても解説

まとめ

以上、緑内障の種類とその症状、診断基準と治療について簡単に解説いたしました。いずれの緑内障も、放置すれば確実に視神経の障害が進行し、失明に至る可能性があるものです。

目の見え方がおかしい、光をものすごく眩しく感じる、涙が止まらないなど、目にまつわる異常が少しでもあれば、早めに当院へご相談ください。

また、特に異常を感じないが両親が緑内障である、年齢が40歳以上であることなども、緑内障の可能性が高くなる要素です。是非一度、目の健康チェックで当院にお越しください。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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