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近視は回復する?原因や治療法、予防やトレーニング方法を紹介

近視イメージ

近年、近視を指摘される子どもが増加しています。日本を含むアジアの先進国では、近視は社会問題のひとつです。眼鏡やコンタクトレンズにわずらわしさを感じ、「近視の回復方法やトレーニング方法について知りたい」という人も多いのではないでしょうか。

近視は原因によって、回復する場合としない場合があります。特に子どもの場合、近視の予防が重要です。ここでは、近視の原因や治療法、予防について詳しく解説します。

近視とは

近視とは、ピントが網膜よりも手前の位置に合ってしまう状態のことです。眼は網膜にしっかりとピントを合わせることで、はっきりと物を見ることができますが、近視の状態では遠くの物がぼやけてしまいます。近視が強い人は、ピントが合う位置まで物を近づけて見ることになります。

近視の原因

近視の原因は、近視の種類によって変わります。ここでは、「軸性乱視」と「仮性乱視」それぞれについて、原因を解説します。

軸性近視

軸性近視とは、眼軸が伸びることによって物理的にピントが合わなくなった状態の近視のことです。眼軸が伸びると、本来ピントを合わせるべき網膜の位置が後ろにずれてしまうため、ピントが合わずに遠くが見づらくなります。一度長くなった眼軸は元に戻すことができません。

軸性近視は遺伝が原因と言われています。例えば、父親や母親に近視がある場合、子どもも近視になる可能性が高いです。そのほかの原因として、生活環境が挙げられます。近い距離で長時間見続ける機会が続くと、近くにピントを合わせた状態のままとなり、元に戻りにくくなることがあります。この状態が長期間続くと、ピントの位置に合わせて眼軸が伸びてしまうのです。

仮性近視とは、ピント合わせがうまくできないことで遠くがぼやけてしまうことです。近くの物を見るとき、ピント合わせの筋肉によって眼の中のレンズが厚くふくらみます。特にデジタル端末を手元で長時間見続けると、ピント合わせの筋肉が緊張したまま凝り固まり、レンズもふくらんだまま元に戻りにくくなることがあります。そのため、遠くにピントが合わずに見づらくなるのです。

短期間の仮性近視は眼科での正しい治療と生活習慣の見直しによって回復が期待できます。低年齢ほど、仮性近視の割合が高いと言われています。

近視を回復させる方法はある?

近視になってしまった場合、元の状態に回復させることはできるのでしょうか。日常生活において、視力回復センターや近視を治す方法などを目にする機会も多いことでしょう。ここでは、近視矯正の方法について解説していきます。

矯正の可能性があるのは仮性近視

近視矯正の可能性があるのは仮性近視のみです。仮性近視はピント合わせの筋肉が緊張し、水晶体レンズが一時的に厚くなることで起こります。そのため、筋肉の緊張を解いてレンズを薄くすることができれば、近視の状態から矯正が期待できます。

一方で、軸性近視は眼軸が伸びることによって物理的に起こる近視です。一度伸びてしまった眼軸は、元に戻すことができません。つまり、軸性近視の場合は手術等の治療や眼鏡などの補助器具以外では近視を矯正させることができないということです。

視力回復センターやトレーニングによって近視が改善したという症例は、すべて仮性近視です。仮性近視か軸性近視かを調べるには、眼科で眼軸を測る検査、屈折の精密検査、調節ができない状態での検査を受ける必要があります。

眼のトレーニング

インターネットや書籍などで、さまざまな眼のトレーニング方法が紹介されています。仮性近視において必要なのは、緊張状態にあるピント合わせの筋肉を休ませることです。特別なトレーニングを行わなくても遠くの物を意識して眺めるだけで、筋肉を休ませ緊張を解くことができます。長時間近くを見続けることは避け、必ず30分~1時間ごとに10分程度の休憩を取ることが重要です。また、休憩中は遠くを見るようにすると、なお良いでしょう。

子どもの近視の場合

仮性近視の状態が長期間続き、習慣化してしまうと軸性近視になってしまいます。一度軸性近視になると、近視を回復することはできません。子どもの近視の場合、仮性近視の段階で早期に適切な治療を行うことが重要です。

検診で視力低下や近視を指摘された場合には、早めに眼科を受診しましょう。また、近くの物を長時間見続けさせないといった、生活習慣の改善も必要です。

近視の矯正法

では、近視の治療法として具体的にどういったことがあるのでしょうか。ここからは、近視の治矯正法について紹介します。

眼鏡、コンタクト

近視の矯正法として最も一般的なのは、眼鏡やコンタクトレンズです。眼鏡をかけると近視が進むということはありません。そのため、定期的に検査をして眼に合った眼鏡をかけるようにしましょう。また、見づらいときだけかけて普段は外すといった使い方もできます。かけ外しによって近視が進行することも基本的にありません。

一方で、コンタクトレンズは慣れるまでに時間がかかったり、扱い方によっては角膜を傷つけてしまったりする可能性があります。そのため、子どもが小さいうちから使用させるのは危険だと言えます。

また、睡眠時にハードコンタクトレンズを装用し、角膜の形状を変えるオルソケラトロジーという治療法もあります。この治療を続けることで、近視の進行を抑制する効果が期待されています。オルソケラトロジーは比較的軽度な近視の人に向けた治療法で、-4.00Dまでの近視が適応とされています。

オルソケラトジーの注意点や合併症ですが、基本的には一般のコンタクトレンズと同様です。

不衛生に扱うと角膜炎・角膜上皮障害・角膜感染症・角膜内皮障害・巨大乳頭結膜炎といった合併症が起こるため、正しくレンズケアをすることが大切です。

オルソケラトロジーについて|手術不要の視力矯正治療

また、定期検診が必要であることや、夜間に光がにじんでみえるハロー・グレア現象にも注意が必要ですので、検討する際は合併症やリスクについても納得できるまで医師に確認しましょう。

目薬

仮性近視の治療法、また近視の進行抑制法としてアトロピン点眼が挙げられます。アトロピンはピント合わせの筋肉をマヒさせる働きがある薬で、近視進行抑制の効果が期待できると報告されています。通常濃度のアトロピンはまぶしさや手元の見づらさなど副作用が強いため、一般的に0.01%の低濃度のアトロピンが使われています。ただ、人によって低濃度アトロピンの効果は異なります。日本でもまだ研究段階である治療法であり、自費診療となっています。

注意点としては、近視の進行を止めるものではなくあくまで進行の抑制が期待されること、現在の近視を直接矯正させる効果はないことです。大きな副作用は報告されていませんが、今後明らかになる可能性もあります。

手術

近視を治療する手術として、レーシックとICL(眼内コンタクトレンズ)が挙げられます。レーシックは光の屈折を行う眼の組織である角膜にレーザーを照射し、形状を変えることによって近視を矯正する方法です。自費診療にはなりますが、国内外での症例数も多いのが特徴です。

レーシックとは|仕組みと費用について

一方で、ICLは眼の中に眼内レンズと呼ばれる特殊なコンタクトレンズを入れて、近視を矯正する方法です。術後の見え方に不満がある場合や他の疾患の治療の際に、手術によりレンズを取り出すこともできます。ICLも自費診療です。

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは│費用・他の手術との違いなど

レーシックもICLも手術後は、眼鏡やコンタクトレンズなしの状態でも鮮明に見え、裸眼で生活できるようになることが期待されます。ただ、近視矯正手術の適応は18歳以上となっています。なぜなら、発達段階である子どもは成長によって近視度数が変化する可能性があるからです。

また、どちらも合併症などには注意が必要です。

レーシックでは削った角膜は戻せない、視力の再低下が起こる可能性がある、夜間に光が見えづらくなることがある(ハロー・グレア)、一時的にドライアイとなる可能性がある、術後1週間ほどはメイクや入浴時に目の周りに気を付ける必要がある、稀にケラトエクタジア(医原性の角膜不正乱視)が起こる可能性、などを考慮しておきましょう。

ICLでは結膜炎、急性角膜浮腫、持続性角膜浮腫、眼内炎、ハロー・グレア、前房出血、前房蓄膿、レンズ偏位、黄斑浮腫、瞳孔異常、瞳孔ブロック緑内障、重篤な眼炎症、虹彩炎、硝子体脱出、角膜移植などの可能性も報告されています。また、稀ですが、炎症や角膜内皮減少、高眼圧、白内障などの合併症が起こった場合は追加の手術処置が必要になることがあります。

どちらも手術である以上、リスクはゼロではないため、医師から適切な説明を聞き、自身で納得した上で手術を受けましょう。

近視の進行を予防するために

近視の進行を予防するためには、普段の生活習慣の中で近視の環境要因を減らすことが大切です。下記のことを意識して生活するよう意識しましょう。

  • 手元を見るときは距離を30cm以上離す
  • 近くを見る作業が続くときは、必ず30分~1時間に1度は休憩を取る
  • 休憩は10分程度で、必ず遠くを見るようにする
  • 暗いところでは物を見ない
  • 屋外で体を動かす遊びを積極的に取り入れる

遺伝的要因があったとしても、生活習慣の改善によって環境による眼軸の伸びを抑えられるかもしれません。また、視力の低下や近視の可能性が指摘された場合には、定期的に眼科で検査を行うことが重要です。

まとめ

近視には仮性近視と軸性近視があり、その原因や回復の可能性の有無は異なります。しかし、どちらの近視だとしても、物を見ることに関する生活習慣に注意して、近視の環境要因となる要素をできるだけ減らすことが大切です。

先進会眼科では、近視矯正治療としてレーシック、ICL、オルソケラトロジー、低濃度アトロピン点眼を取り扱っています。オルソケラトロジーは手術不要で、子どもでも受けることができる治療法です。事前に十分な適応検査やカウンセリングを行い、適切な治療方法や手術をご案内します。ぜひお気軽にご相談ください。

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執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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