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目の手術の種類|手術ごとの適応疾患や方法、費用について紹介

目の手術の種類・方法について紹介

目の手術にはどんな種類があるのでしょうか。目の病気や手術については詳しくないものの、身近な人に目の手術を受けたという話を聞いて、気になっている方も多いでしょう。

眼科では日常的に手術が行われています。誰でも発症する可能性がある病気から手術をすれば治る病気まで、知っておくといざというときに慌てず済むでしょう。本記事では眼科の疾患やその手術の方法の種類について詳しくご紹介します。

目の手術とは

目の手術は、目の病気になった方が視力の回復や症状の進行を抑えることなどを目的に受けるものです。手術内容によっては入院せず日帰りで済む場合もあります。

眼科で主に行われている手術について紹介します。

  • 白内障手術
  • 緑内障手術
  • 網膜硝子体手術
  • 近視矯正手術

病名について聞きなれないかもしれませんが、これらの病気は誰でも発症する可能性があります。事前に知っておき、いざというときに備えましょう。

白内障手術

白内障手術は眼科で行われている手術の中でも最も件数の多い手術です。

白内障は世界的には失明原因の第1位とされていますが、日本では失明率は非常に低くなっています。治療法には点眼薬や手術があります。

手術を受けることで視力の回復が期待できる疾患ですので、必要以上に心配することはないでしょう。ただし、放置して重症化すると、ほかの目の病気が発見しづらいといったデメリットを生じるので注意が必要です。

白内障とは│症状・治し方などの基礎知識

適応疾患

白内障手術が適応になる疾患は「白内障」です。

白内障とは、目の中の水晶体という部分が白く濁ることが原因で見えにくくなり、視力が低下する病気です。原因はさまざま考えられていますが、主なものは加齢で60歳以上の高齢者は8割の方が少なからず白内障に罹患しているといわれています。

高齢になると白髪になることがあるのと同じように、程度や進行には個人差があります。そのため白内障であっても、視力や生活に影響がないままの可能性もあるでしょう。

病気の進行を遅らせるための点眼薬を用いた治療が一般的ですが、生活に支障が出るほど白内障が進行したときには手術が適応されます。

手術方法

白内障手術は、水晶体を人工眼内レンズに入れ替える方法が用いられます。手術時間は片目15~30分程度で終了することが多いです。

白内障手術の手順は以下のとおりです。

  1. 点眼麻酔
  2. 水晶体の前部分に小さな穴を作る
  3. 穴から超音波の機械を入れて水晶体を砕き、同時に吸引する
  4. 水晶体がなくなった部分に人工水晶体(眼内レンズ)を置き換える

全身管理が必要な疾患を持っていない場合は、局所麻酔での日帰り手術が一般的です。

緑内障手術

緑内障は日本での中途失明率1位の疾患です。

40歳以上の緑内障有病率は5%ともいわれており、発症する可能性は20人に1人程度と少なくありません。

原因は不明で、目の奥にある視神経が弱ってしまう病気です。

緑内障は進行が比較的ゆっくりなことが多く、初期のうちは症状を自覚しづらいため病気に気づくのが遅くなってしまうことがあります。これを防止するためには、定期的な眼科の受診や健康診断などでの眼底検査が有効です。

極小切開 緑内障手術

適応疾患

緑内障は目の奥にある視神経という神経が少しずつ障害される病気です。

視神経が障害される原因は、眼圧という目の中の圧力が高くなることです。そのため治療は眼圧を下げるための点眼治療から始めます。緑内障の治療は病状の進行具合や程度によって、その時点での適切な方法が選択されることが望まれます。具体的には以下のような治療方法があります。

  • 点眼薬による治療
  • レーザー治療
  • 手術による治療

必要なときに必要な治療が行えるように、緑内障の患者は定期的な通院が必要です。しかし緑内障は早期発見、早期治療で病状の進行をコントロールできることも多い疾患なので、緑内障と診断された場合は通院を勝手に辞めないようにすることが重要といえます。

手術方法

緑内障の治療で手術が選択された場合「線維柱帯切除術」または「線維柱帯切開術」を行うのが一般的です。

その方法は、目の白目と黒目の境目の部分を切開し、虹彩と呼ばれる部分を切除または切開する方法です。これにより、目の中の房水という水が眼外へ流れ出るようにし、眼圧を下げる効果が期待できます。

これらの手術より切開創がより少なくて済む電気メスによる手術方法もあります。白内障の手術と同時に行うことができ、出血をできる限り抑えることが可能です。先進会では電気メスによる施術が可能ですが、この手術が行える眼科と眼科医は限られているため、より負担に配慮した手術方を希望される場合は受診する眼科に事前に確認するとよいでしょう。

網膜硝子体手術

網膜硝子体手術とは、目の中の透明な組織である硝子体とその奥の網膜の病気に対する手術のことです。

硝子体:目の中の水晶体より奥にある透明な組織。目の形を保つ、光を屈折させる役割を持つ。

網膜:目の一番奥にある膜で、カメラでいうフィルムの役割。多くの動脈や静脈からなる血管と神経が含まれている。

出血や混濁などが原因で硝子体の透明性が失われると、網膜まで光が届かず視力が低下します。網膜、硝子体になんらかの疾患があり、処置が必要と判断された場合に手術が適応されます。

極低侵襲 網膜硝子体手術

適応疾患

網膜と硝子体の病気で、網膜硝子体手術が適応になる可能性がある病気は複数挙げられます。

  • 糖尿病網膜症
  • 網膜剥離
  • 黄斑円孔
  • 黄斑前膜
  • ぶどう膜炎
  • 硝子体出血
  • 硝子体混濁

これらの疾患の原因はさまざまですが、網膜硝子体手術はそれらの原因を解決する処置を同時に行う手術です。

手術方法

網膜硝子体手術の方法は原因疾患によって手順が異なりますが、基本的に目に3つの穴をあけます。

  1. 照明用器具
  2. 手術中に灌流液を流し込む器具
  3. 硝子体を切除するための器具

これらを白目部分にあけたそれぞれの穴から挿入して手術を行います。

眼科によって使用する器具や機械が違い、あける穴の大きさや手術時間、日帰り手術が可能かどうかなどに違いがあります。また、診断を受けた眼科から紹介されて違う眼科での手術となる場合もあります。眼科の特徴について事前に調べておくとよいでしょう。

近視矯正手術

近視矯正手術とは、メガネやコンタクトレンズを使用しなくても、遠くがよく見えるようにするための手術のことです。

近視は病気ではありませんが、メガネやコンタクトレンズを使用しなければ遠くがぼやけて視力を得られません。近視になる原因は詳しく解明されていませんが、遺伝や環境要因があると考えられています。

近視矯正手術を希望する方は、メガネやコンタクトレンズにかける時間やランニングコストを考え、近視を矯正して生活の質を向上させたいと考える方が多いでしょう。ここでは2つの手術方法について解説します。

レーシック

レーシックの手術法は角膜をレーザーで削ることによって人為的に屈折を矯正する方法です。

角膜は黒目の表面にある透明な膜のことで、光を屈折させる役割があります。

手術の方法は施設によって違いがありますが、下記の手順が一般的です。

  1. 点眼麻酔
  2. 角膜を切除してフラップと呼ばれるふたを作る
  3. フラップをめくって角膜実質層にレーザーを照射し、角膜を薄くする
  4. フラップを戻し、自然に吸着させる

メリットは翌日の診察は必要なものの手術時間が短く、縫合もない点です。また、矯正ができればその後の生活でメガネやコンタクトレンズが不要になります。デメリットは自費診療なので費用が高額になる点や、強度の近視の方は角膜を多く削る必要があるので手術を受けられないこと、一度削った角膜は元の状態に戻せないことです。

術後の注意点としては、視力の再低下が起こる可能性があること、夜間に光が見えづらくなることがあること(ハロー・グレア)、一時的にドライアイとなる可能性があること、術後1週間ほどはメイクや入浴時に目の周りに気を付ける必要があること、稀にケラトエクタジア(医原性の角膜不正乱視)が起こること、合併症や感染症に注意が必要なこと、といったことが主に挙げられます。

費用やリスクについては医師から説明を受け、納得してから手術を受けるようにしましょう。

レーシックとは|仕組みと費用について

ICL

ICLとは、目の中に小さな眼内レンズを入れ込み、近視や遠視、乱視などの屈折異常を矯正する方法のことです。

ICL手術では角膜を削りません。また、何かトラブルが発生したときやレンズが合わなかった時、加齢により眼疾患が発症したときは、手術によりICLレンズを取り除くことで元の状態に戻すことが可能です。

ICL手術の手順は以下のとおりです。

  1. 点眼麻酔
  2. 3mmほどの切開創を作り眼内にICLを入れ込む
  3. 手術終了(自然に吸着するため縫わない)

レーシックと同様に、翌日の診察は必要なものの手術時間が短い手術です。レーシックと比べると費用が高額になりますが、元の状態に戻すことが可能で角膜を削る必要がないことは、ICL手術の代表的な特徴といえます。

ICLも費用やリスクについては信頼できる医師から説明を受け、納得してから手術を受けることが重要です。

ICL(眼内コンタクトレンズ)とは│費用・他の手術との違いなど

まとめ

眼科では日常的にさまざまな手術を行っています。

視力は生活の質に直結するので、快適な暮らしのためにも目の健康は非常に大切です。目に異常を感じるときは眼科を受診し、必要に応じた手術を受けましょう。目はとても小さい器官なので不安に思うかもしれませんが、近年は医療技術の進歩により、負担に配慮した新しい治療を行っている眼科もあります。眼科と手術方法の選択を間違えて後悔しないよう、通院する病院は慎重に選びましょう。

先進会では患者様のことを考え、今回紹介したような手術を新しい機器と手術方法を用いて行っております。ささいなご相談にも対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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