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先進会眼科コラム

レーシックは不安?

患者さんからいただくお声の一つに「レーシックやICLといった視力回復手術は不安」というものがあります。患者さんとお話ししますとそれらのほとんどは漠然としており、全ての患者さまが対話と説明を通じて不安や(時には不審)が解消された、とおっしゃって手術をお受けになります。
そこで、今回はレーシック後の視力に関する満足度や目の症状について報告された科学的な事実(エビデンス)をご紹介します。

私、菅沼もレーシックを2000年に受けて以来、なんと20年間裸眼生活を堪能しております。

調査内容

この文献は、Opthalmologyという眼科の中で最も知られているジャーナルに2016年に掲載された内容です。
コンタクトレンズを使い続けることとレーシックを受けることのリスクとベネフィットを評価しています。アメリカ国内のレーシックが受けられる20施設で近視・遠視・乱視を持つ18~60歳の1800人を対象に調査を行った結果をまとめた内容です。次のような3つのグループが調査の対象者でした。

・コンタクトレンズを使い続けている人
・レーシックを受けた元コンタクトレンズ使用者
・レーシックを受けた元メガネ装用者

3年にわたって継続的にアンケートに答えてもらったとのことです。項目はそれぞれ次のような質問でした。

・現在の視力に対する満足度
・夜間の運転のしやすさ・見え方
・夜間のハローの症状
・その他(目の状態や精神状態の変化について)

先に結論を紹介すると、このアンケート調査から、多くの人がレーシックを受けたことに満足しており、コンタクトレンズを使い続けた人よりも、レーシックを受けた人の方が今の自分の視力に満足感を感じている人が多いことが分かりました。

結果

◆レーシック後の視力の満足度について
「友人や親戚に自分の視力矯正法をすすめたいと思うか」という質問に対して
「とてもそう思う」と答えた人の割合は、
コンタクトレンズを継続して使用した人では、
初回調査時に63% → 3年後の調査時に54%でした。

レーシックを受けた元コンタクトレンズ使用者では
3年後(レーシック後)に88%でした。

レーシックを受けた元メガネ装用者では
3年後(レーシック後)に77%でした。

コンタクトレンズを装用し続けるとドライアイや内皮細胞の減少により、装用感が悪くなり満足度が下がる、と考えられます。レーシックを受けた人はコンタクトレンズや眼鏡を使い続けた人よりも自分の今の視力に満足している人の割合が大きいことが示されました。これは私たち眼科医にとっても、考えていた以上の違いがありました。

また、元コンタクトレンズ使用者に、
「コンタクトを使い続けるよりレーシックを受けてよかったと思うか?」と質問したところ、87%が「とてもそう思う」と答えました。

◆夜間の運転のしやすさについて
黎明期のレーシックでは、レーシックの術後に、夜間の見え方の問題を感じる人が増えることについて懸念されていました。
しかし、この調査の「夜間の運転に問題を感じるか」という質問に対して「問題ない」と答えた人の割合は、
コンタクトレンズを使い続けた人では、
初回調査時36% → 3年後の調査時に37%でした。(コンタクトレンズの使用を続けているので当たり前ですね)

レーシックを受けた元コンタクトレンズ使用者では
42% → 60%に増え

元メガネ装用者でも
44% → 57%に増えました。

コンタクトレンズ使用者よりもレーシックを受けた後の方が夜間の運転について「問題ない」、と回答される患者さんが多いことが分かります。レーシックの精度や安全性が飛躍的に高まっており、一日中コンタクトレンズ等を使用しているより、裸眼で生活すると1日の最後まで(夜間)見え方が保たれる、と解釈できます。

◆夜間のハロー等の症状について
「夜間のハローなどによって視力に問題を感じることがあるか」という質問に対して「ない」と答えた人の割合は、

コンタクトレンズを使い続けた人ではあまり変化しがなかったようです。
初回調査時45% → 3年後の調査時46%

一方で、レーシックを受けた元コンタクトレンズ使用者は
49% → 60%

元メガネ装用者は
52% → 62%

上述は「ない」と回答された方の割合ですので、このように、最新のレーシックでは、コンタクトレンズや眼鏡を使っていた時と比べて夜間の視力が改善することが示されました。

◆その他症状について
その他、本論文では小さな字の見やすさや精神状態(うつ症状)に関する項目には大きな変化はない、と報告されています。また、レーシックを受けた人では目の感染症や潰瘍、擦り傷が減る傾向がありました。コンタクトレンズは毎日の着脱で外傷や感染の可能性に常に晒されている一方でレーシックで裸眼になれば目に触ることが少なくなるからと考えられます。眼科医の実感としても、手洗いを十分にせずコンタクトレンズを着脱される方が角膜感染や角膜潰瘍を罹患される方が多いので、レーシックに代表される屈折矯正手術は生活の上でも患者さんの目を守る、と言えます。

まとめ

眼鏡やコンタクトレンズによって視力を矯正していた人たちがレーシックを受けた後の満足度が高いことは、私たち眼科医が想像している以上に科学的に証明されていました。また、この文献にある最新のレーシックは、夜間の見え方の問題も改善することが示されていました。

私自身はレーシックの黎明期に先駆けて手術を受けましたが、私が手術で用いている最新のレーシック技術の安全性、進歩は目を見張るものがあります。現在、最新の技術でレーシックを受けている患者さんの方が、きっと私が見ている見え方の質よりも数段優れたものでしょう。例えるならスマートフォンのカメラの製法が格段に向上していることに似ているのかもしれません。当院では厚生労働省に承認された医療機器、アイレーシックの最新機であるRefractive Studioを導入しており、大変羨ましい、という気持ちも芽生えます。

今回は論文の結果を紹介したものです。リスクとベネフィットの全てではありません。また、見え方には自覚的な要素が多分に含まれており、全ての方に当てはまるものでもありません。
先進会眼科では私、菅沼を中心に精鋭の医師と視能訓練士で症例検討会等を重ね、適応範囲の決定も行っております。また、これ以上の詳細はない、という精密検査を重ね、患者さんとドクターおよび担当スタッフとの対話の時間を十分に設けております。

レーシックをはじめとする全ての眼科手術を受けようと考えている方は、医師とよく相談の上、十分に理解した上で、手術をお受けください。私たち先進会眼科はそのためのサポートを惜しみなく提供いたします。

出典:Price MO, et al., Three-year longitudinal survey comparing visual satisfaction with LASIK and contact lenses. Ophthalmology, 2016; 123(8): 1659-66.

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執筆:菅沼 隆之

日本眼科学会認定眼科専門医 医学博士
先進会眼科 福岡 院長

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