レーシックを受けられない状態、疾患などはありますか?

菅沼 隆之 医師
A:緑内障の治療方法としては「薬物療法」「レーザー治療」「手術療法」があります。
最新の画像診断の結果をもとに、緑内障のタイプやそれぞれの人に適した治療方針をご提案いたします。
緑内障の治療方法について詳しくはこちらをご確認ください。
緑内障治療の基本は眼圧を下げることです。
一度障害されてしまった視神経の回復は非常に困難で、早期に緑内障を発見し、まだ視神経の障害が軽いうちに治療を開始できれば、ほとんど自覚症状が無い状態を維持する事もできます。
もちろん失明に至る危険性は大幅に減少します。
治療方法としては「薬物療法」「レーザー治療」「手術療法」があります。最新の画像診断の結果をもとに、緑内障のタイプやそれぞれの人に適した治療方針をご提案いたします。
緑内障について詳しくは下記をご確認ください。
緑内障とは、目の奥にある視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気です。
視神経がデリケートだったり、眼圧(目の張り具合)が上昇して神経が障害されることが原因と言われています。
日本人の中途失明原因の第1位となっています。
眼圧検査では10~21mmHgの範囲なら正常とされますが、眼圧が正常であるにもかかわらず、視神経に障害が起こり緑内障を発症することがあります。
40歳以上では20人に1人という高い割合で起こることもわかっています。
また、正常眼圧緑内障の場合、90%の方は自分が緑内障であることに気づいていません。
視野狭窄がかなり進んでいても、ほかの部分(見える部分)がフォローするため、気づきにくいことがあります。
それだけに、早期発見のための検査が重視されるようになっています。
全身に重篤な病気をお持ちの方(重度な糖尿病、膠原病など)や目の病気の方(白内障、網膜疾患、緑内障など)は、レーシック手術を受けることができません。
※症状によっては、手術可能なケースもあります。
妊娠・授乳中の方、その他精神系やホルモン系の薬を服用されている方はレーシックの適応から外れる場合があります。
また、現在治療中のご病気がある方は、適応検査にお越しいただく前に、以下の項目を診療情報提供書として主治医に記載していただき、検査当日にお持ちいただいた上での判断となります。
診療情報提供書に記載していただく項目
1.診断名・これまでの治療経過・現在の症状
2.お薬の処方があれば、服用期間・種類・量
3.レーザー角膜屈折矯正手術(レーシックの正式名称)の許可
※通院・加療中の患者様の場合は、当院での適応判断以外に、通院先の主治医の判断で、レーシックを受ける事で現在の治療に影響を与えないかどうかの確認が必要になります。その際は、レーシックでは、手術中・手術後の一定期間、ステロイド点眼薬を使用することをお伝えください。
上記の内容が記載されている診療情報提供書であれば、特に書式は問いませんので、通院先の病院でご用意していただいたものをお持ちください。