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先進会眼科コラム

花粉症で目が痛い時の対処法|症状をやわらげるためにできることを紹介

花粉症で目が痛い時の対処法|症状をやわらげるためにできることを紹介

花粉症というと鼻水やくしゃみといった症状が有名ですが、実は目のかゆみや痛みなど、目の症状を起こすことでも知られています。

今回は花粉症による目の痛みでお困りの方に向けて、花粉症で目が痛い時の対処法を簡単に解説します。

また花粉症で起こる目の痛み以外の症状や、花粉症の症状を少しでもやわらげる方法についてもわかりやすくまとめました。

花粉症が起こるメカニズム

花粉症が起こるメカニズム

花粉症は、花粉に対するアレルギー反応です。アレルギーとは、本来は身体の中に入り込んだ有害なもの(細菌やウィルスなど)を排除するための免疫反応が、ほとんど害のない花粉などの物質に対して起こることをいいます。特に目に症状が強く出る花粉症のことを「花粉性結膜炎」と呼んでいます。

花粉が目に入ることで、目の粘膜にある肥満細胞に花粉がくっつきヒスタミンという物質を放出します。ヒスタミンが神経や血管を刺激することで、目の症状が起こるのです。

目は外の世界と接しており、花粉が直接触れることで症状が起こります。また鼻を通して吸い込んだ花粉による全身のアレルギー反応の結果、鼻だけではなく目にも症状が出ることがあります。花粉性結膜炎と鼻炎症状の合併が65-70%に見られるとする報告もあります。

花粉症で目が痛い時の対処法

花粉症で目が痛い時の対処法

花粉症で目が痛い時の対処法は、薬を使う、目を洗うなどがあります。それぞれの方法について、ポイントを簡単に解説します。

目薬や内服薬を使う

花粉症によって目が痛くなるのは、目に入った花粉によってアレルギー反応が起こっているからです。アレルギー反応を抑える「抗アレルギー薬」の目薬や飲み薬でアレルギー反応を少しでも抑えてあげると、目の痛みが楽になることが多いです。

それでも症状が治らない場合は、眼科を受診し診察を受けると良いでしょう。眼科では、薬局で購入できる抗アレルギー薬の点眼薬よりも効果が高い点眼薬を処方してくれます。また症状がかなりひどい場合で、適応があれば低濃度ステロイド点眼薬などを処方することもあります。

ただしステロイドの点眼薬には眼圧上昇や眼感染症の悪化などの副作用があるため、眼科専門医による厳重な経過観察のもと、極めて短期間だけ使用するのが一般的です。

目を洗眼液などで洗う

目の中に入った花粉を洗い流すためには、目を洗眼液などで洗うことも有効です。ただし、洗眼液は防腐剤の含まれていないものを選びましょう。人工涙液による洗眼も良い方法です。水道水には塩素などが含まれているため、あまりおすすめできません。

目を洗う際には、目の周りの皮膚の汚れや皮膚についた花粉が目の中に入らないように気をつけましょう。

花粉症が原因で起こる痛み以外の目の症状

花粉症が原因で起こる痛み以外の目の症状

花粉症が原因で起こる花粉性結膜炎の症状は、目の痛みだけではありません。目のかゆみや充血、涙が出る、頭痛、目の異物感(ゴロゴロする感じ)など、さまざまな症状が起こります。

ここでは主な症状について、簡単に解説します。

目が痒い

目のかゆみは、花粉性結膜炎の最も代表的な症状の一つです。ヒスタミンが目の知覚神経を刺激することで起こります。目そのもののかゆみはもちろんのこと、まぶたやまぶたのふちなど、目のそばの皮膚にかゆみが出ることも少なくありません。また、軽いかゆみを異物感(ゴロゴロする感じ)と表現する方も多いです。

皮膚のかゆみと同じく、かけばかくほど症状が強くなります。目をかく前に、冷たいタオルやタオルを巻いた保冷剤などで目を冷やすと良いでしょう。我慢できない場合は眼科を受診しましょう。

目が充血する

結膜(白目)の血管がヒスタミンで刺激されて拡張することで、結膜の充血が見られます。ひどくなると、結膜がゼリー状に膨らんでくることがあります。

涙が出る

かゆみを起こす知覚神経の興奮が涙腺につながる神経を刺激することで、涙が出ます。涙は目に入った花粉を洗い流す役割もありますので、決して悪いことばかりではありません。

頭痛

花粉性結膜炎というより、全身性の花粉症の症状の一環として頭痛が起こることがあります。最も多い原因として考えられていることは鼻詰まりですが、花粉によって放出されたヒスタミンによって起こることも多いです。

花粉症の症状をやわらげるために

花粉症の症状をやわらげるために

花粉症の症状をやわらげるためには、「アレルギーの原因となる花粉に触れない」ことが何よりも大切です。当たり前ですが、空気中の花粉が多いと目に付着する花粉も多くなり、花粉症の症状が強く出る傾向にあります。

ここでは、日常生活で花粉を手軽に避ける方法を2つご紹介します。また症状がひどい方の場合は、病院を頼るのも一つの方法です。

花粉が多いときに外出を避ける

花粉が多いときには外出を避けるのが、花粉症対策の基本です。アレルギー症状を起こす花粉はお住まいの地域によって異なりますが、2~4月に見られるスギまたはヒノキによる花粉症と4~10月に見られるイネ科植物(カモガヤ、ハルガヤなど)またはキク科植物(ブタクサ、ヨモギなど)による花粉症です。北海道ではシラカバによる花粉症も多く見られます。春もしくは秋に症状が出やすい方は、その時期の外出を控えましょう。

1日の中で花粉が多くなる時間帯は、季節や天気によっても異なりますが、一般的には正午前後と日没後といわれています。時間に融通の利く方は、この時間帯に外に出ることを控えると良いでしょう。

現在、気象庁をはじめとした多くの機関で、花粉の飛散量の予報を出しています。お出かけの際には、これらを参考にすると良いでしょう。

マスクやメガネをつける

マスクやメガネをつけるのも、花粉を避ける良い方法です。新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中、ほとんどの方が外出時にマスクを着用されていると思いますが、マスクは花粉症対策にも効果的です。普通のマスクに湿ったガーゼを挟むだけでも効果がありますが、花粉症の方向けのマスクの場合は、身体に入る花粉が約1/6程度に減ることがわかっています。

普通のメガネの場合は、つけない場合と比べて目に入る花粉が半分以下になるといわれています。多少の効果はありますが、完全に花粉を避けることは難しいです。薬局などで花粉症の方むけに作られたゴーグルなども市販されていますので、目の症状がひどい方は一度使用してみると良いでしょう。

ちなみに、花粉症の方でコンタクトレンズを使用されている方は、花粉の時期だけでもメガネに替えることをお勧めします。花粉がコンタクトレンズと結膜の間に入り込み、アレルギーの症状をより悪くするからです。

医師に相談する

症状が強い場合は眼科を受診すると良いでしょう。今出ている症状に対しては、目薬や飲み薬などによる治療を行います。鼻水などの症状がある場合には、血液検査でアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が何かをチェックすることもあります。

症状が出にくくなるように予防するためには、花粉症の症状が出る前から抗アレルギー薬の目薬を使う方法もあります。また原因となっている花粉がわかっている場合には、少しずつ花粉に身体を慣らしていくことで症状を出にくくする減感作療法の適応となることがあります。

ちなみに、残っているからといって前の年に処方された目薬を使うのは、あまり良くありません。封を切ったものは雑菌が混入している可能性が高いこと、また目薬にも使用期限があり、期限切れの目薬は予想された効果が出ないことがあるからです。

まとめ

以上、花粉症で目が痛くてお困りの方に向けて、花粉症で目が痛くなるメカニズム、花粉症で目が痛い時の対処法、花粉症が原因で起こる痛み以外の目の症状、花粉症の症状をやわらげる方法について分かりやすく解説いたしました。

「毎年のことなので…」と半ば諦めて市販の点眼薬を使用される方も多いと思いますが、ぜひ一度当院へご相談ください。そもそもその症状は本当に花粉症で良いのか、他の目の病気がないかを含めしっかり検査を行い、適切な治療法をご提案いたします。

花粉症の時期で症状が出ている時はもちろん、症状が落ち着いている間にできることもありますので、お気軽にお越しください。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長