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先進会眼科コラム

アレルギー性結膜炎とは?種類や引き起こす原因・治療方法を解説

アレルギー性結膜炎とは?種類や引き起こす原因・治療方法を解説

近年、花粉症をはじめとするアレルギー性の病気をお持ちの方が増えています。実は目にも花粉症などのアレルギーによる症状が出やすく、アレルギーによる目の症状のことをアレルギー性結膜炎と呼んでいます。

今回はアレルギー性結膜炎と思われる症状が出ている方に向けて、アレルギー性結膜炎とは何か、アレルギー性結膜炎の種類、またそれらの治療方法や予防法について簡単に解説いたします。

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎は、目に起こるさまざまなアレルギー性の病気の総称です。アレルギーを起こす原因物質(アレルゲン)に接触すると、アレルゲンとIgE抗体が抗原抗体反応をおこし、15分位で充血やかゆみなどの反応が現れます。

まず、スギ花粉などのアレルゲンが目の表面にくっつくと、身体の中で異物を排除しようとする免疫反応が起こり、スギ花粉に反応するIgE抗体がつくられます。 IgE抗体はマスト細胞(肥満細胞)と結合し、アレルゲンの侵入に備えます。そこへスギ花粉が入りマスト細胞に結合したIgEと結合すると、マスト細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が粘膜に放出されます。ヒスタミンなどは神経や血管に作用し、かゆみや充血をおこします。

花粉やハウスダストなどのアレルギー素因があり、結膜の炎症とかゆみ、眼がゴロゴロする感じ(異物感)、目やに、涙が多く出るなどの自覚症状がある場合、アレルギー性結膜炎と診断されます。

アレルギー性結膜炎の種類

アレルギー性結膜炎の種類

アレルギー性結膜炎というと花粉症のイメージが強いですが、実はいくつかの種類に分けられています。花粉症によるものを季節性アレルギー性結膜炎といいます。

そのほか、1年中症状が出ている通年生アレルギー性結膜炎、アトピー性昼炎の方に起こるアトピー性角結膜炎、子どもに多い重症の春季カタル、コンタクトレンズ使用者や眼科手術を受けたことがある方に多い巨大乳頭結膜炎があります。

季節性アレルギー性結膜炎

季節性アレルギー性結膜炎は、季節的に増えるアレルゲンによって起こるアレルギー性結膜炎のことです。特に花粉によって引き起こされるものを花粉性結膜炎といいます。

季節や地域により、原因となる花粉の種類は異なります。春ではスギやヒノキ、初夏ではカモガヤやオオアワガエリ、秋ではブタクサやヨモギによる花粉症が多いです。また、アレルギー性鼻炎の持病がある方がとても多いです。

通年性アレルギー性結膜炎

通念性アレルギー性結膜炎は、症状の波はあるものの、1年を通じて何らかの自覚症状があるものを指します。ダニやハウスダストによるアレルギーが多いです。

アトピー性角結膜炎

アトピー性角結膜炎は、アトピー性皮膚炎を伴うアレルギー性の結膜疾患の総称です。結膜炎は通年性で、慢性的な目のかゆみや目やにがあります。顔やまぶたにアトピー性皮膚炎の皮膚病変があることが多く、まばたきなどがうまくいかないことによって角膜の保護作用が低下し、角膜びらんなどの角膜上皮障害を起こすことがあります。

抗アレルギー剤やステロイドの点眼治療を行います。目の周りの皮膚のアトピー性皮膚炎の管理が角結膜炎の症状に大きく影響することが知られています。

春季カタル

春季カタルは、小学生くらいまでの男の子に多くみられる重症のアレルギー性結膜炎です。症状としては、激しい目のかゆみのほか、白い糸状の目やに、目の痛みや異物感などが多いです。激しい痛みやまぶしさのために目が開けられず、視力低下をきたすことがあります。上まぶたの裏側の結膜にできる石垣のような隆起(石垣状乳頭増殖)が特徴です。

治療は高濃度ステロイド点眼薬の他、場合によっては免疫抑制剤などを使用することもあります。

巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎は、コンタクトレンズや眼科手術で使用した糸など、異物による刺激によって起こる結膜炎です。まぶたの裏に、白っぽいブツブツがたくさんできる病気です。症状は、通常のアレルギー性結膜炎と同じく、かゆみや充血、違和感などが現れます。

コンタクトレンズの装用を中止すること、そして抗アレルギー点眼薬の治療で症状がよくなることがほとんどです。再発予防には、適切なコンタクトレンズ装用や定期検査が必要です。

アレルギー性結膜炎の症状

アレルギー性結膜炎の症状 アレルギー性結膜炎の症状は、なんと言っても目のかゆみです。目を強くかきたくなるほどの強いかゆみが出ます。そのほか目やに、涙目、充血などがみられます。充血がひどくなるとまぶたが腫れ上がったり、白目がむくんでゼリー状になることもあります。

花粉によるアレルギー性結膜炎の場合は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといった花粉症の症状を高率に伴います。

アレルギー性結膜炎を引き起こす原因

アレルギー性結膜炎を引き起こす原因 アレルギー性結膜炎を引きおこす原因(アレルゲン)として多いのは、スギ、カモガヤ、ブタクサといった樹木や草花の花粉、ダニ、ハウスダスト(家のなかのほこりのことで、ダニやカビ、動物のフケや蚊などがまざったもの)です。

花粉は季節限定のアレルゲンです。地域によって、花粉の飛ぶ時期や種類にちがいがあります。東京では、スギ(2~4月)、ヒノキ(5~6 月)、カモガヤやブタクサ(8~9月)などによるアレルギーが多いです。北海道にはスギ花粉症はありませんが、そのかわり、シラカバ花粉によるアレルギーが春に多くみられます。

アレルゲンを調べるためには、眼脂や涙の検査をします。また全身性アレルギーの原因であるアレルゲンを調べるために、皮膚テストや血液検査を行います。

アレルギー性結膜炎の治療方法

アレルギー性結膜炎の治療方法 アレルギー性結膜炎の治療方法は、目薬をさすことです。抗アレルギー点眼薬を使用します。1~2週間たっても症状が良くならない場合は、点眼薬の変更や追加を行います。

症状の重い春季カタルでは、抗アレルギー点眼薬と免疫抑制点眼薬を使用します。改善が見られない場合は、一時的にステロイド点眼薬を用いることがあります。ステロイド点眼薬は副作用が多いため、使用中は2週間に一度程度、眼科への受診が必要です。

アレルギー性結膜炎の対策

アレルギー性結膜炎の対策 アレルギー性結膜炎を起こさないためには、事前に対策を打つことが大切です。アレルギー性結膜炎の対策は、主にアレルゲン(花粉、ハウスダスト)をできるだけ目や身体の中に入れないことが中心となります。

花粉への対策

花粉への対策は、とにかく花粉に触れないことが重要です。現在は日本気象協会などから花粉予報が出ていますので、花粉飛散量が多いときは外出を控えましょう。

やむなく外出せざるを得ないときは、花粉防止用のゴーグルやマスクをつけることをおすすめします。コンタクトレンズを使用している方は、メガネに切り替えましょう。花粉専用ではない通常のメガネでも、目につく花粉を少し減らすことができます。

ウールなど表面のけば立った衣類は花粉がくっつきやすいので、すべすべした化学繊維の上着を羽織って出かけましょう。髪に花粉がつかないように、帽子をかぶるのもおすすめです。

帰宅時には、家の中に花粉を持ち込まないように、上着や髪をよく払ってから家の中に入りましょう。できれば外で着ていたものは脱ぎ、部屋着に着替えましょう。顔には花粉がつきやすいので、洗顔、うがい、鼻かみ、人工涙液での洗眼を行い、ついた花粉をできるだけ落とします。

ハウスダストへの対策

ハウスダストを完全に部屋からなくすのは難しいのですが、掃除を欠かさずハウスダストを出来るだけ減らす努力を続けましょう。カーテン、絨毯、ソファー、ぬいぐるみなどの布製品をはじめ、ほこりがつきやすい物や家具はできるだけ置かないようにしましょう。特に、触れる時間の長い寝具を清潔に保つことが症状の管理には極めて重要なポイントとなります。

室内の掃除は排気循環式の掃除機を用い、1平方メートルあたり20秒の時間をかけ、週に2回は掃除することを心がけましょう。部屋の湿度を50%、室温を20~25度に保つこともおすすめです。寝具カバーにはダニを通さないものを使うなどの工夫も役に立ちます。

その他のアレルゲンへの対策

その他のアレルゲンとして、カビやペットなどがあります。カビアレルギーの場合は、エアコンのフィルターを常にきれいにしておくことが大切です。

ペット(犬、猫、ハムスター、ウサギなど)のアレルギーも最近増えています。ペットを飼う場合は、部屋を常に掃除するのはもちろんのこと、ペットの毛をできるだけ室内に持ち込まないようにしましょう。

結膜炎対策としては、目についたアレルゲンを洗い流すため、ときどき人工涙液で洗眼しましょう。

アレルギー性結膜炎に関するよくある質問

アレルギー性結膜炎に関するよくある質問 ここでは、アレルギー性結膜炎に関するよくある質問にお答えいたします。これ以外に疑問に思うことがありましたら、お気軽に当院までお問い合わせください。

アレルギー性結膜炎はうつる?

結論から言うと、アレルギー性結膜炎はうつりません。安心してください。うつる結膜炎は、ウィルス性の結膜炎です。心配な場合は眼科で診断を受けると良いでしょう。

アレルギー性結膜炎はどれくらいで治る?

抗アレルギー点眼剤をきちんと使用し、アレルゲンへの対策をしっかり行えば、1〜2週間で症状が治まることが多いです。これ以上症状が長引く場合は、他の病気の可能性もありますので、一度眼科を受診してみると良いでしょう。

アレルギー性結膜炎でもコンタクトを装着できる?

アレルギー性結膜炎の症状があるときは、コンタクトレンズの装用はおすすめしません。結膜炎の症状があるときにコンタクトレンズを装用すると、レンズに眼脂などの汚れが付着し、結膜炎の症状を悪化させます。

また、アレルギー性結膜炎の既往のある場合には、コンタクトレンズに付着した汚れとまばたきによる刺激により、コンタクトレンズそのものによるアレルギー性結膜を起こしやすいことも、結膜炎症状の悪化の要因となります。

コンタクトレンズをどうしても使用したい場合は、症状がないときにします。1日使い捨てタイプがよいでしょう。コンタクトレンズを使用する前後には抗アレルギー薬の点眼を行い、コンタクトレンズを使用中には防腐剤の入っていない人工涙液を定期的に点眼してアレルゲンを洗い流しましょう。

まとめ

以上、アレルギー性結膜炎に関するあれこれについてまとめました。毎年のことと我慢している方も多いと思いますが、適切な治療を行うと、症状を楽にすることも可能です。

ぜひ一度、眼科で細かい検査を受け、あなたに合った点眼薬の処方を受けてみましょう。

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岡 義隆
執筆:岡 義隆

日本眼科学会認定眼科専門医
日本白内障屈折矯正手術学会 理事
先進会眼科 理事長

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